1.行動の「摩擦」を減らす
作業興奮を味方につけるためのポイントは、行動の入り口の摩擦を減らすこと。脳が嫌うのは、最初の数秒に感じる「面倒くさい」 です。
そこで、 最初の一歩を極端に小さくします。例えば、こんなレベルで構いません。
- パソコンはすぐ立ち上がる状態にしておく
- ノートは前日のページを開いておく
- 企画書はタイトルだけ入力する
- 洗濯なら洗剤を手に取るだけ
この小さな一歩が、 自動運転モードの入り口になります。
2.楽しいことに混ぜる
もう一つ有効な方法は、楽しい行動に仕事を混ぜること。
例えば、
- コーヒーを飲みながら資料を見る
- お気に入りの場所で本を開く
これは心理学で 「感情転移」と呼ばれる現象です。
心地よい行動の流れの中に少しだけ負荷のある行動を差し込む。
すると脳はそれを「それほど悪くない体験」として認識します。
ポイントは順番です。
- 気分を上げる
- 行動する
こうすることで、スムーズに動けるようになっていくはずです。
3.あえて途中でやめる
さらに効果的な方法があります。それは、あえて途中でやめること。
人は、未完了のものの方が気になるという心理があります。
これは ツァイガルニク効果 と呼ばれています。
例えばこうしておくと、次に始める時、脳が自然に続きを求めます。
- 本を続きが気になるところで閉じる
- 資料を次の一文が見えるところで止める
4.前日の準備が初動を早める
前日の準備も非常に重要です。人は構えができていると行動しやすいからです。
例えば、こういったこと。
- 運動するならウエアを準備
- 仕事なら、ファイルを開いたまま
行動経済学には「選択のパラドクス」という考え方があるように、人は、選択肢が多いほど人は動けなくなる。だからこそ、「これをやる」環境を作ることが重要なのです。
一分だけ触るという契約

image by:Unsplash
人は大きな約束は守れません。しかし、小さな約束なら守れます 。
例えば、こういうこと。
- 一ページだけ読む
- 五行だけ書く
- 一分だけ触る
この小さな行動が、作業興奮のスイッチになります。そして気づけば、次の行動に進んでいる。
これが脳の自然な動きです。
やる気は自転車と同じ

image by:Unsplash
やる気とは、自転車の最初のひとこぎに似ています。最初は重い。しかし一度回り始めると、驚くほど軽くなる 。
作業興奮とは、その正体に他なりません。
あなたは決して、やる気のない人ではありません。やる気の使い方を知らなかっただけです。行動の設計を少し変えるだけで、仕事は進み、心は軽くなり、小さな成功体験が積み重なります。
そして 自己効力感が高まっていきます。自己効力感がある人は、判断が早く、行動が速いのです。これは、 仕事ができる人の共通点です。
大丈夫です。あなたはもう、 動き出せる準備が整っています。
-
- iimage by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。


0 件
