皆さんは、人前でスピーチするのは得意ですか?きっと、苦手という方もいるのではないでしょうか。
その中でも、特に人前で過度に緊張する「あがり症」(社交不安症、対人恐怖症)の方々は、「お願いだからあがらないで」「どうすれば緊張しなくなる?」「震えない方法は?」きっとそう願ってきたに違いありません。切なる程に。
とは言っても、一体どれだけの人たちがその願いが叶ったのでしょう?
実は私自身も20年以上に渡って重度のあがり症に悩み続けた人間です。
社会生活がままならなくなって学校にも行けず就活もできずに引きこもっていた時代もありました…。
「あがり症」で知っておいてほしいこと

image by:Unsplash
私の場合は、「あがらないように」と願って取り組んだ試みは全て実現できませんでした。
むしろ、そこに取り組めば取り組むほど苦しくなりました。
きっと、その取り組み方に、何らかの間違いがあったのでしょう。
そもそも考えてみて欲しいのです。
- 夏暑い時は汗をかく
- 鼻にゴミが入ったらくしゃみをする
- ダッシュすると心拍数が上がる
これらは生理現象です。
感情だってそうです。
- ひどいことをされると腹が立つ
- フラれるとがっかりする
- 大切な人を喪うと悲しい
これを、人前を恐れるあがり症の方々で言うなら、こういったことかもしれません。
- 人前に立つとドキドキして呼吸が浅くなる
- 不安や恐怖が高まる
- 心臓の鼓動が聞こえてきて、手足や声が震えてしまう
これら生理現象や感情は、人間の意思の力とは無関係に自動的に生じるということなんです。
「あがり症」はどうやったら克服できる?

image by:Unsplash
あがり症に悩む方々は、自分の悩みに特有の緊張や震え、不安を何とか鎮めようともがき苦しみます。
あえて言いましょう。それらを何とかすることは「不可能」です。
生理現象も感情も「人間の生存にとって不可欠」だからこそ生じているのです。
それらを何とかしようとするのは、この世の摂理に叶わないことをしているのです。
解消に有効なもっと違う方法はないのか、努力が足りないのではないかと、益々そこにエネルギーを注ぎ込み、泥沼にはまっていきます。
つまりは、「あがらないように」という大ミッションを掲げ、手を変え品を変えてやってはみても、目的設定が誤っているからこそ何をやってもうまくいかないのです。


0 件
