昨今よく目にする、児童虐待のニュース。引き起こす原因はさまざまですが、ワンオペ育児でどこにも相談できないお母さんが疲弊して、虐待に至ってしまうケースも見受けられます。
そんなワンオペ育児をするお母さんの味方になり得るのが「ママ友」。悩みを話し合えるママ友同士でいく旅行は、楽しいものになりそうですよね。
そこで今回は、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営する株式会社エアトリが、20代~70代の子どもを持つ女性298名を対象に「ママ友旅行」に関する調査を実施しました。リアルな調査結果を、早速チェックしてみましょう。
ハードルが高い「ママ友旅行」
「いままで『ママ友旅行』をしたことはありますか?」という質問では、「ある」は37.2%、「ない」は62.8%と「ない」が多数派になりました。
同じ幼稚園・保育園や学校、地域の交流など、さまざまな場所で出会うママ友。プライベートまで仲良くなり、いっしょに出かけるほどになるには、思った以上にハードルが高いのかもしれません。
「ママ友旅行」をしたことがない理由
ママ友旅行をしたことがない子持ち女性に「いままでママ友旅行をしたことがない理由は何ですか?」と聞いたところ、「スケジュールが合わない」「行きたい場所ややりたいことが合わない」などの具体的な理由を抑えて、「家族などほかの人と行った方が楽しそう」、続いて「大変・面倒そう」がトップに並びました。
ママ友は子どもが生まれてからできた友達ということもあり、付き合いが短く浅いことが多いため、ママ友と泊まりということに対して不安を覚えている人が一定数いるのだと想定されます。
また、「ママ友がいない」と答えた人も8.0%おり、ママ同士が交流を持つ機会はまだまだ少ないようです。
普段とは違う一面を目にしてしまう?
ママ友旅行をしたことがある子持ち女性へ「『ママ友旅行』はおすすめですか?」という質問をしたところ、「オススメする」が47.8%と最も多くなり、「オススメしない」は7.2%に留まりました。その一方で、「どちらとも言えない」も45.0%と高い割合となっています。
「どちらとも言えない」と答えた人の理由としては「気を遣う」といったものが多く、「ママ友旅行に行ったことがない」と回答した人の理由からも垣間見えたように、お付き合いが浅いママ友と一緒に旅行に行ったことで普段とは違う一面を目にし、辟易としてしまったお母さんたちが多いことがわかりました。
気心のしれたママ友であれば助け合い、子育ての悩みも共感し合える非常に楽しい旅になる一方で、付き合いの浅いママ友とだと思いがけない本性を見てしまい、疲労も倍増してしまうことがあるとのこと。ママ友旅行は、どのママといっしょにいくかが重要なカギとなるようです。
ママ友旅行にいきたいママタレは?
「いっしょにママ友旅行に行きたいママタレは誰ですか?」という質問では「ギャル曽根」、「小倉優子」「北斗晶」「梨花」との声が挙がりました。
「ギャル曽根」は「美味しいものを一緒にたくさん食べたい」、「小倉優子」は「ゆったりできそう」「気さくで楽しそう」、「北斗晶」は「親しみを感じる」「学ぶことも多そう」、「梨花」は「仕事、インテリア、ファッション、メイク、家事、子育てと話題が尽きない」といったコメントが見受けられました。ランクインしているママタレの方々と旅行に行くことを想像してみると、一層リアルに感じられそうです。
育児の息抜きや、日頃の愚痴をゆっくりと話す場としても、一見理想的な「ママ友旅行」。実際にはメリット・デメリットが半々といった結果になっていますが、せっかくの機会が訪れた時には、一度体験してみるのはいかがでしょうか。