私たちが、何かで悩み続けているとき。心のなかにあるどの「気持ち」、どの「選択肢」を選ぶことが、自分を大切できるのかわからなくなってしまうときがあります。
知らずに知らずのうちに「こうすべき」という考えに縛られていたり、また、自分のことをぞんざいに扱ってしまっていることも多いです。そんなとき、いまの自分に本当に必要な言葉を見つけたり、自分という存在を本当に大切に扱うための方法をお教えします。
自分を愛すること
おいしいものを食べる。ずっとほしかったもの買う。やりたかったことをやる。どれも「自分を大切する」行ないです。普段一生懸命頑張っている自分にご褒美をあげることも、いつも自分以外の誰かを優先してしまう私に「私だけの時間」を用意してあげることも、素敵な「自分の愛し方」のひとつ。
心を癒すという行ないのなかには、自分の見たくない心理に向き合ったり、誰かのことを許したり、手放したり、少々キツイ取り組みをすることもあります。しかし少し深い意味で考えてみると「自分を受け入れる」ことに取り組んでいることになるのです。
自分を愛すること。自分の感情を大切にすること。自分を大切にすること。それは夢を実現したり、幸せな人生を築いていくために欠かせない行ないなのです。
悩んでいるのが友人だったら…?
でもときには、どうすることが、何を選ぶことが「自分を大切にすること」に繋がるのかわからなくなってしまうことがあります。
「痩せたい自分」と「食べたい自分」、「仕事を辞めたい自分」と「まだもう少し頑張りたい自分」、「好きな人に気持ちを伝えたい自分」と「誰も傷つけたくない自分」、「人とつながりたい自分」と「ひとりの方が楽だと思う自分」、「彼を好きでいたい自分」と「もう傷つきたくない自分」。
心のなかには複数の自分の気持ちが存在するし、いますぐどれかを選べないこともある。ましてや自分のどの気持ちを選ぶことが自分を大切にすることになるのかよくわからない…そんなときは、少し想像力を働かして、自分という存在から抜け出し、友人として自分の話に耳を傾けてあげる。
そう。悩んでいるのが、あなたが1番大切に想っている友人で、大好きな友達だったとしたら、何といってあげるだろう?何を伝えてあげるだろう?そんな想像をしてみてほしいのです。
もちろんそんな想像のなかでも、答えが見つからないこともあります。もしかすると「私だったら自分の本当の気持ちを彼に伝えてしまうけどな」だったり、「俺はそのときそのときの1番大きな気持ちに任せる」だったり、「とりあえず、自分の気が済むまでやりたいことをやり続けてみろよ」だったり、「何を選んだとしても私はずっとあなたのことを応援する」だったり。