とある日。我が家にとって、初の試みがありました。それは娘がお友だちの家に初めて泊まりに行ったこと。これまで娘が泊まりに出かけたのは、年長さんのお泊り保育と小学4年生のときの学校でのお泊りの2回しかありませんでした。
きょうは、娘のお泊まりを経験してわかったこれまでの「感情」や「思考」、学んだことについてお話したいと思います。
過保護?子離れできてない?
娘はいまだ私たちといっしょに寝ているし、結構ビビりだったりすることもあって、これまでは「友だちの家に泊まりたい!!」といわれても、「もう少し大きくなったらね」といつも曖昧な返事でごまかしていました。
私としては、「ひとりで大丈夫かな?」「怖い体験になってしまうかもしれないし…」という思いがあって、なかなかオッケーが出せずにいたのです。
他人から見たら、「過保護すぎるんじゃない?」とか「ママが子どもと離れられないだけじゃない?」とかそういった意見も出てきそうだし、実際、私自身もそういった目で自分を見ていたこともありました。
でも今回は、「娘がお友だちの家に泊まりたい!」といったときに「それいいね!」とすんなりと思えた自分がいて。もちろん夫も「いいね!」と即答。だから娘にGoサインを出し、娘は念願のお友だちの家でのお泊りが実現したわけです。
初めての「娘がいない夜」
娘を送り出す前は、「娘がいない夜を私はどう感じるのかな?」と思っていたのですが、なんてことはなかった。普段と変わらずの時間を過ごしていました。しかも娘に思いを馳せたり心配したり、そういった感情は全くなく、むしろ娘のいない時間を満喫して過ごすことができた。
そこで思ったのです。もし私が娘を泊まらせることに気持ちがざわついていたのに、その感情にフタをして「理解あるママ」を演じて娘を送り出していたら…私はいてもたってもいられない時間を過ごしていただろうな、と。
でも今回はそうはならなかった。だから今回の娘のお泊りは、私にとってもとてもよきタイミングでした。子どもを手放すタイミングとして「とてもよかった!」と思ったのです。このあたりの気づきは、簡単に想定しうる範囲だったわけですが、この後の私の気づきが自分自身でも驚きでした。