「自分にはこんな欠点がある」と嘆いたり、「あの人はこういうところを直したほうがいいのに…」とヤキモキすることがありますよね。「こうじゃないといけない」「こうあるべきだ」と考えて、解決しなければいけない問題があるように思ってしまう。
これまでの人生で、人に怒られてしまうようなこともあったかもしれません。誰だって人に怒られたくはないし、自分を不利な状況に置きたくないと思うのは自然なこと。そのため、なんとかこの問題を解決するために努力することもあるでしょう。
けれど、あなたが「欠点」だと思った行動や性格は本当に直さなくてはいけない問題なのでしょうか?あなたが、欠点だと感じた行動や性格は、どんなときでも困った問題となりえるのでしょうか?
僕は、見方や状況によっては、自分の欠点だと思っていたことが、これほどの長所となりえるのかと感じることもあると思うんです。
さて、きょうは「自分らしく生きるということ」についてお話しします。
自分のこと、知ってますか?
僕たちは、世のなかにはいろんな価値観や能力を持った人がいると知りながらも、どこかで「みんな同じ人間なんだ」とひと括りに考えるところがありますよね。
みんなそれぞれ得意なことや苦手なことがあるのに、それを活かすでもなく「こうじゃないといけない」「こうあるべきだ」と考えて、理想の自分になろうとしたり、他人を変えようと躍起になったりする。
一生懸命に努力すれば、苦手なことでもなんとかなるかもしれません。けれども、その努力は苦手なことを必死にやり抜くような辛い努力なんですよね。
もちろん、努力することは大事なことなんだけれど、自分にあった努力をしないと辛くなるばかりです。だから、「自分のことを知る」って大切なことなんですよ。
あなたの得意なことや苦手なことは何ですか?あなたの好きなことや、やってみたいと思っていることは何でしょう?辛い努力ばかりを自分に強いる人生にしないためにも、自分と向き合い、自分のことを知ってみよう。