結婚し、夫婦ふたりで生活していたときは、家事は「やれる方or気づいた方がやる」というスタンスだったわが家。家事に関して揉めることは、ほとんどなかったように思います。
ですが約2年前に子どもが産まれてから、その状況は劇的に変化しました。
家事が終わらない…
子どもがいなかったときは、たとえば「食器も洗ったし、服もタンスにしまった。本日の家事は終了!」というような「終わりの感覚」がありました。
しかし子どもが産まれてからは一転、とにかく「終わり」が見えない。赤ちゃんの子育てというと「おむつ替え」「着替え」「授乳・食事」「寝かしつけ」「泣き止ませる・あやす」「お風呂」など、大変ながらもやること自体は比較的シンプルなイメージがありましたが、実際はそのぶんだけ、付随する見えない家事の存在があることを実感したのです。
消耗品の購入や汚れた衣類のこまめな手洗い・洗濯にはじまり、使った哺乳瓶やおしゃぶりの消毒、大人とは別メニューの子ども用の食事の準備・片付け…など。
もう成長しきった大人と比べて、ぐんぐんと目まぐるしく大きくなり、日々できることが増えていく子ども。新たに必要なベビーグッズの検討や、使わなくなったグッズの処分などもたびたび発生。
「子どもはかわいい。でも、やってもやってもやることが綿々とある…」という日々が、日常になったのでした。
持ち物の準備も立派な家事
子どもが産まれてからの「見えない家事」のひとつで地味に大変だと感じたことに、「持ち物の準備」がありました。夫婦だけだったころは、外出する際は「○時ごろに家を出よう」と決め、お互いに身支度をすれば完了していて、大した準備もありませんでした。
が、子どもが産まれてからは、外出するとなると「おむつと着替え、お菓子と飲み物、食事をするかもしれないからエプロンも…。おもちゃはどれを持っていく?帰りが寒くなるかもしれないし上着も必要かな…」と、毎回必ず「シュミレーション+子どもの持ち物の準備」が加わるように。
子どもを保育園に預ける日も、前日の段階で着替えやガーゼなどを複数準備するほか、連絡帳の記入や提出物のチェック、消えかけた氏名の上書きなど複数の作業が発生。保護者の負担を少なくしてくれている園ではあったものの、ある程度の準備は必要でした。
こういった「子どもの持ち物準備」に関しては、自然な役割分担として私が担当するように。一方で夫は「必要なものが出てきたら、買い物の途中で買えばいいんじゃない?」「(保育園には)何をどれくらい持っていくんだっけ?」という感じで、やや意識の違いがありました。