こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。
「お相手に甘えることと、あぐらをかくことの違いって、何でしょうか?」そんなご質問をいただきました。
うん、たしかに似ていると言いますか、区別が難しい感じがしますよね。そこできょうは、僕なりに説明してみます。
「甘える」と「あぐらをかく」の違い
甘えるというのは、ふたつあります。ひとつは、お相手が申し出てくれた厚意を受けること。「○○しようか?」「うん、ありがとう!」といった感じですね。
ご飯をご馳走になるのもそうですし、仕事や家事のお手伝いをしてもらうのもこれに当たります。
もうひとつの「甘える」は、こちらからお願いしてやっていただくことです。
「~してもらっていいかな?」「うん、いいよー」「助かるよ、ありがとう!」という感じです。言葉を変えると「頼る」と同意だと思います。
では、ここで「あぐらをかく」との違いを考えます。次の事例は、どちらになるか考えてみましょう。
- 異性とデートする際に、食事をご馳走になりました。「大丈夫ですよ、ここは私がご馳走しますから」「ありがとうございます、ご馳走さまでした!」
- 彼がデートの際に、車で迎えに来てくれることになりました。「あしたは俺が家まで車で迎えにいくよ」「わかった、待ってるね!」
- 彼女や奥さんがご飯を作ってくれました。「ご飯できたよー!」「おーっ、いただきます!」
いかがでしょう?どれも、「あぐらになるんじゃないかなぁ?」という感じがしますよね。だって、そう感じるように書きましたから(笑)。
「甘える」と「あぐらをかく」の違いは、ひと言で説明がつきます。答えは、「感謝の気持ちの有無」です。
感謝の気持ちがあれば「甘える」になり、なければ「あぐらをかく」になるのです。
よく話題になる「デートにおいて自分のデート代は自分で出す方がいい」という話。
これは、デート代は自分で出すという気持ちがない人は、お相手が出してくれても感謝の気持ちを持てないから(=出してくれて当たり前)と言えそうです。
自分のことは自分ですることが基本であり、それを実行するのが自立です。
その自分がやるべきことを、お相手がやってくれるから自然と感謝できる…だから、円滑な人間関係を作るためには自立していることが大事という話になるように思います。
そして「感謝の気持ちの有無」とは、「ありがとう」という言葉の有無ではありません。
上記例題は文字にする必要があるため、その違いに気を遣いましたが、言葉があっても気持ちがなければ意味ないですから(笑)。
「お相手への感謝の気持ち=気遣い」は、次の2つでのみ示せます。
- 行動
- モノ(形)
これを実行して、お相手に「ありがとう」と言っていただくことが、僕がおすすめするありがとう法です。それは、あぐらをかかないコツでもあったのですね。
これまで以上に「ありがとう法」、意識していただけたら嬉しいです。
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