夏のニオイ、気になりますよね。汗臭さはもちろん、制汗剤を使いすぎていないかなと気にすることもありますし、バーベキューなどニオイの気になるイベントをしたあとの身体のニオイも気になります。
今回は、そんな夏のニオイが生んだトラブル&ハプニングエピソードを5つ紹介します!
車内で制汗スプレーを使った結果の大事件(女性/24歳)
「去年の夏に女性4人、男性4人で海に行ったときのことです。8人乗りのレンタカーを借りて、みんなで海に行きました。コロナ禍でしばらく会えなかった大学時代のサークル仲間たちで、それはそれは盛り上がりましたよ。ひと通り遊んでバーベキューして、とにかく楽しかったのを覚えています。それで帰るとき、汗もかいたし着替えようってことになって、女性陣が先に車のなかで着替えることになったんですよね」
話を聞かせてくれたのは、都内で会社員を務めるタケダさん(仮名/女性/24歳)。
昨年起きたという、思わぬニオイトラブルエピソードを教えてくれました。
「久しぶりに会った男性陣が結構かっこよくなってて、私たちもほとんどが恋人いなかったことがあり『結構いい関係になれそうじゃない?』なんて盛り上がってました。社会人になると、学生時代には見えてこなかったかっこいい部分とかも見えてくるんですよね。そうやって意識しだすと、急に『私臭くない?』『髪の毛のニオイとか大丈夫?』って気になり始めちゃうんです」
そうしてニオイが気になり始めたタケダさんたち一同は、それぞれが持っていた制汗スプレーでニオイケアをし始めます。
「汗を拭くシートで身体を拭き、更に制汗スプレーでニオイを飛ばすというのを、それぞれが、それぞれ持ってきたものでやっていました。しかも全員違うニオイつき。で、これでもかってくらい車内でぶちまけてたんですよね。その時点で気づけばよかったんです、あの惨劇に…」
着替えが終わり、ニオイケアもし終えた女性陣。男性陣に「お次どうぞ」と声をかけます。ところが…。
「車内に入った男性陣が、数分後にすぐ出てきて、『車のなかすっごいくさいんだけど!』と訴えてきました。そんなまさかと思って入ってみると、バーベキューの香りと、さまざまな制汗スプレーの香りが混ざり、大変なニオイに…。ずっといると具合が悪くなってしまうほどの悪臭になっていました。男性が一人本当に具合を悪くしてしまい、私たちのあわい恋心は悲しくも散っていったんです」
窓を開けてしばらくすればニオイがだいぶ軽くなったというものの、帰りの車内はなんとなく気まずい雰囲気が流れていたそうです。
デート中にニオイをしきりに気にする彼、だけど本当のニオイの主は…(女性/27歳)
「去年、付き合って1カ月ほどの彼氏と、真夏にデートしたときのことです。それまでは室内でのデートか、ドライブデートばかりで、彼のそばで汗をかくことってそんなになかったんです。でもその日のデートは、朝から夜までの1日コースで、夏の鎌倉・江ノ島を巡ろうっていう内容で。頻繁に室内には入るようにしていたんですけど、外を少し歩くだけでじりじりと汗が出てくるほど、すごく暑い日だったんですよね」
そう話してくれたミサキさん(仮名/女性/27歳)は、いま付き合っている彼氏とのニオイハプニングを教えてくれました。
「もともと汗はそんなにかかないほうだったんですけど、その日は汗が止まらなくて、ハンディファンとかハンカチでこまめに汗を拭いたり、乾かしたりしていました。彼も結構汗をかいていて、日傘をさして歩きながら『もう少し涼しい日にリベンジしたいね』なんて話をしてたのを覚えています。夕方を過ぎたあたりだったかな…彼が自分のニオイを気にし始めたんですよね」
しきりに服のニオイをくんくんと嗅ぎ、「俺汗臭くない?」と確認してきたんだそう。
「別に全然臭くなかったので、『気にしすぎだよ、何も臭わないよ』って言ってました。でもずっと気にしていて…ついには『服を買って着替えようかな、申し訳ないし』という始末。本当に気にしなくていいからと言って、その日はなんとか夜ご飯まで一緒に食べ、ニオイを気にする彼と別れて家に帰ってきました。でも…家に帰って衝撃の事実に気づいたんです」
それは、お風呂に入ろうと洋服を脱いだときでした。
「脱衣所で服を脱いだとき、鼻にツンとくる、刺激臭というか…汗臭いの最上級みたいな、とんでもない匂いがふわっと香ったんです。『何これ!?』と思って自分の脱いだ服のニオイを嗅ぐと、脇や首の部分から悪臭が漂っていました…。そう、彼が自分のものだと思って気にしていたニオイは私の汗のニオイだったんです。普段はかかない汗を大量にかき、さらに汗が渇きにくい服を着てしまったのと、香水をつけていたのもあって、とんでもない悪臭が自分から漂っていました」
もしかして彼は自分と別れた後、急にニオイがしなくなったので『犯人は彼女だったか』と思っているのではないか…。そう思ったミサキさん、彼に電話をかけます。
「本当に申し訳なくなっちゃって、『私が臭かったんだよ!』って言いました。彼はまだ自分のニオイだと思っていたみたいで、私の必死の謝罪を聞いて大爆笑。『申し訳ないなと思ってすぐに謝ってくれる素直なところがかわいいよね』と、優しく励まし、笑い話にしてくれました。あのハプニングが、彼と私の仲をグッと縮める結果になったのかな?」
デイキャンプ後の切ないトラブル…(女性/38歳)
「新車が納入され、家族みんなでウッキウキでデイキャンプに出掛けたときのことです。家族みんなでバーベキューを楽しみ、公園で思いっきり遊び、帰りに銭湯に寄って帰るというスケジュールでした」
話を聞かせてくれたのはチヒロさん(仮名/女性/38歳)。40歳の夫、10歳の息子、8歳の娘、5歳の息子の5人家族で、新車に乗ってデイキャンプへ向かいました。
「天気もよく、それはそれは絶好のデイキャンプ日和でした。おいしいバーベキュー飯を堪能し、公園で遊び汗をかいて、子どもも大人もくったくた。そして時刻は夕方…煙と汗で臭くなり、ベッタベタな身体のまま、車に乗り込み銭湯に向かいます」
この時点でなんとなく悲劇を察している人も多いはずですが、このまま話を伺いましょう。
「銭湯につくと、なんとお目当ての銭湯が臨時休業していたんです。別の銭湯を探すのも面倒だったので、帰って家のお風呂に入り、そうめんでも食べるかという話になりました。で…その日はその通りに家に帰り、お風呂にはいって、冷たいそうめんを食べて眠りについたんですよね」
悲劇に気づいたのは翌日のことです。
「翌日、車に乗ろうとしたら、ドアを開けた瞬間煙と汗の匂いが混ざったとんでもない香りがしました…。バーベキューをして汗をかいたままの身体で新車に乗り込み、さらに汗を流さず長時間車内にいたせいで、シートに匂いが染みついてしまったんです。せっかくの新車がたった一日で悪臭の香りに変わってしまい、夫婦そろってひどく落ち込みました」
幸いにも一生懸命消臭掃除をしたおかげでニオイはだいぶとれたといいますが、あの車を開けた瞬間のショックさは、後にも先にももう二度と味わいたくないと話してくれました。
妊娠中、電車に乗ったら隣の人が臭すぎて思わず吐き気が…(女性/30歳)
「6月に妊娠が発覚し、7月、8月はニオイづわりに悩まされながら暮らしていました。夏で暑かったのもあり、仕事も幸い在宅勤務ができたので、外に出ることはほとんどなかったのですが、その日はどうしても電車で行かなければいけないところがあったんですよね」
そう話してくれたミノリさん(仮名/女性/30歳)は、昨年の電車内のエピソードを教えてくれました。
「電車に乗ったら、隣に座った人がとにかく臭くて…。汗のニオイもそうなんですけど、制汗スプレーと、香水と、柔軟剤と、あと何か…とにかくいろんなもののニオイが混じって悪臭を放っていました。それで吐き気が止まらなくなっちゃって。電車に乗っていられなくなり、目的地までまだあるのに途中下車してしまったんです」
ニオイに敏感になる時期だからこそ、余計気になってしまったのかもしれませんが、ニオイを気にするあまり過剰な対策をとってしまうと、かえって周りに迷惑を与えることになりそうです。
「すごく身なりの整ったスーツ姿のお姉さんだったので、ニオイケアのひとつだったんだとは思います。でも…少しやりすぎだよ!と、涙目になってしまいました」
ニオイが気になりすぎて着替えを持って出社していたら…(女性/26歳)
「もともと汗っかきでニオイが気になりやすい体質なので、ニオイケアはすごく徹底しています。が、最近の夏はどれだけ徹底していても防げないくらい出勤前に汗をかく日も増えてしまい…そのまま仕事に出るとニオイが気になるので、ちょっと困っていたんですよね。そんなときに思いついたのが、服を着替えることでした」
着替えると言っても上半身だけです…と話してくれたのは、会社員のエリさん(仮名/女性/26歳)。
さすがに仕事中にシャワーを浴びに行くことはできないので、せめて服に染みついたニオイだけでもとれればと、上半身の着替えを持っていくようになります。
「少し早めに出勤して、お手洗いの個室で上半身を脱ぎ、身体を拭き上げ、もって着た服に着替えるんです。これでニオイはだいぶ気にならなくなるので、1週間ほどそんな暮らしを続けていたんですが…ちょっと荷物が増えちゃうんですよね」
しかも朝、着替え前に出会った同僚や先輩は「なんで着替えたの?」と疑問を抱くんだそう。
「ニオイが気になって」といって納得してくれる人もいるそうですが、一部でとんでもない噂が立ってしまいます。
「家の洗濯機が壊れたか、家に帰れない事情があって、出勤前にコインランドリーに寄り、乾燥させた服を仕方なく職場で着替えてるんじゃないかって噂が立ったんです。冷静に考えればそんなわけないだろって思うんですけど、なぜか『家がない』『洗濯機を買いなおすほどお金がない』という人だと思われてしまいました」
いまはもう誤解がとけたといいますが、とんでもない誤解ハプニングには、さすがに驚いたと言います。
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