そして、最後に質疑応答タイム
会場のお客様からの質問1:過去、現在、未来はつながっていない?
並木:簡単にいうと、映画のフィルムってひとつつひとつのシーンはしっかりと確立していますよね?
でも、それを放映するときにはグルグルと回してひとつなぎに見えますね。
僕がいう”つながっていない”という状態は、ひとつひとつのシーンが確立していること。
僕たちは次のシーンは何かわからない、”つながっていない”状態の出来事を連続で経験することで、まるで動きがあるかのようにひとつひとつの確立したシーンを体験しているんです。
本当はひとつひとつの出来事は動いていないんですね。つまり、僕たちが現実だと思っている体験は、創造主が見ている夢なんです。
だから、僕もあなたも本当は生まれてもいないし、死んでもいません。
これが真実と言い切れるものはひとつもないんです。僕たちの意識のみが存在していて、意識は根源の現れであり、全ては根源につながっているんですね。
根源の分光として、創造主が見ている夢を僕たちは経験しているだけといえます。
質問2:統合を続けていくうちに統合という感覚自体を外してしまうようなのですが?
並木:たとえば「幸せ」「うれしい」といったような、いわゆるポジティブな感覚ではなくネガティブな感覚を外していくということをいつも伝えています。
しかし、あなたのように現実にあるすべての事象を使って統合していくということを考えると、爪の垢ほど小さい事象であっても捉えられるようになるんですね。
その意思を正確に持つことで、ものすごい小さい事象でも、ものすごい数を捉えられるようになります。
そうなってくると統合することが楽しくなってきて見つけたくてしょうがなくなるんですね。
それは外を見つめ続けているようで、自分のなかの感覚を必死に探すようなっている状態。
最終的には喜びといったポジティブな感覚も外していくのですが、でも喜びという感覚がなくなるわけではありません。
喜びは僕たちの本質なので、これを手放すことでもっと大きな喜びになって返ってくる。結果的に何にもあなたの失うものはないといえます。
それでも最初はやはり、あなたの中にある居心地の良くない感覚からどんどん外していくことをおすすめします。
ゆくゆくは本当の喜びに出会える時が必ず来ますからね。あなたはすでに完璧な状態なので、焦って完璧になろうとする必要は全くありません。
質問3:やりたいことがあってもうまく動けない時があるのですが?
並木:あなたは目を醒まそうとしている人だと思いますが、先ほどのお話のように自我やエゴがあなたの目を醒ますということに対してストップをかけている可能性があります。
自我やエゴが、あなた自身をコントロールできなくなることを恐れている状態なんだと思いますね。
そうなると、眠りの状態を維持させようとする自我やエゴに対して、それでも絶対に目を醒ますという固い意思を持つだけです。
無理に統合しようとするのではなく、自分の自我やエゴに対して問いかける姿勢を持って「私はもう先に行こうとしてる」と、「できれば一緒に先に行きたい」としっかり認めてあげること。
そうするとだんだんと抵抗が段々と弱まってきて、あなたが楽しいことやワクワクすることをしようとすると逆に応援してくれるようになるはずです。
自我やエゴはあなたが目を醒まそうとしたときに、何が何でも止めてと言われて発生したもの。
いまのあなたは、自我やエゴに何の承諾も得ずに先に進もうとしている状態。
だからこそ、自我やエゴが忠実に約束を実行してくれているんだと思うことが大切。
いまのあなたには、自我とエゴとの丁寧な対話の時間が必要ですね。
質問4:豊かさやお金に対する強い思いを断ち切るためには?
並木:まず、あなたはその部分に対して強い思いがあることを認識していますね。
それならあなたはきっといま自分に不足している意識を認識しているはずなので、豊かさやお金に対する強い思いを手放せるかは別にして、今までは気づくたびに手放してきているはず。
たとえば、いまお金がなかったらお金がほしいと思っているかもしれませんが、それであればもっと豊かさを受け取れるようにオープンになろうと意識する練習をするべきかもしれません。
もちろんできればそのまま手放していくことなのですが、豊かさを受け取ることを許可するという角度から統合を行なうことで、もっと今より外れていくはず。
そのときは宇宙に向かって両手を広げて、もっと大きな豊かさを手に入れることを宣言してみる。
オープンにして豊かな恩恵を受け取るイメージをすることで、だんだん無限の豊かさを受け入れることで、あふれる豊かさに気づくこともあるはず。
だからこそ、まずは豊かさを受け入れる練習から始めてみる。そうすると、逆に外れやすくなるということが自分の中でもわかると思います。
質問5:会場にいる私たちを見て、並木さんにはどういうビジョン、どういう景色が写っているんですか?
並木:たとえば、いわゆる霊能者だったりサイキックという観点からみなさんを見た場合は、みなさんのオーラが揺らめいて見えます。
この視点からいってほしいというのであれば、まず全然臨場感がありません。
つまり、普通に映画館のスクリーンに人がたくさん映っているという見え方になります。
奥行きはちゃんとわかるのですが、映画館のスクリーンのような、実際はフラットな画面に映っているような見え方になるんです。
なおかつ臨場感がないので、この現実がとても柔らかいものに感じます。
やわらかいからこそ、こねくり回して形を変えられるんじゃないかという感覚でいますね。
なおかつ画面上でつながっているので、ワクワクや喜びのような雰囲気を感じます。
何が起きてなくても楽しいし、何が起きても楽しいというか。誰がいてもいなくても満たされているし、どこに行っても行っていなくても幸せと感じますね。
ここからどんどん目醒めを繰り返すことで、アレをやったら楽しいんじゃないかといったような、見たこともないインスピレーションがさらに生まれるようになります。
こんなのは無理なんじゃないかと思って、その地球の周波数を外して目醒めると「あ、できる」と。
そのインスピレーションを実現するために、さまざまな人や物を瞬時に結び付けられるようになるんです。
だからテレビも映画も観なくなったんですね。あんなにテレビ少年だったのに(笑)
ハリウッド映画よりも自分の人生が楽しくなってしまったから。そういう体験ができるようになるんです。
イベントを終えて
イベント終了後、並木さんに直接お話を伺ってみたところ、趣味は麻雀、卓球、旅行、お酒を飲むことだそう。
意外にも誰もが楽しむようないわゆる”一般的な”趣味を謳歌しているとのことでしたが、その趣味から得られる彼にとっての楽しさや豊かさは、一体どれほどのものなのでしょうか。
どこまでもポジティブに、どこまでも繊細に本当の自分と向き合う先に見える、真の豊かさ。
みなさんは、いまの自分の性格や、目の前の生活に満足できていますか?
ちょっとした新しい視点が加わるだけで、日々の自分の動きはガラッと変わったりするもの。どんなに仕事に遊びに忙しい毎日だったとしても、自分と向き合う時間の大切さを改めて知らされるイベントでした。
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