彼のことを考えるだけで、ドキドキする。会うたびに、大好きがあふれ出してくる。連絡が少しでも遅いと、不安になる。
…そんな、「彼中心」になってしまいがちな交際スタート期を経て、「安定」した関係になると、「あれ?彼のこと、本当に好きだっけ…」と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな安定期に複数の男性と関係を持ち、いまはその関係から卒業した、ある女性にお話を聞いてきました。
- ショウコ
営業成績トップを5年間獲り続けるバリバリのキャリアウーマン。学生のころから「社会人になったら絶対仕事できるタイプの人だ」といわれてきた、シャキシャキしてノリの良いタイプ。 - 編集K
最近前髪の調子が悪い25歳。30分に1回肩甲骨を鳴らす。
「ヨミ」通りのプロポーズ
編集K:3カ月前に会ったとき、持ち前のトーク力と行動力、相手へのおもてなし精神を生かして遊んでる印象でしたが、ショウコさんはいまもイケイケですか?
ショウコ:1カ月前まではイケイケ(笑)。LINEの返信も全員に秒で返してたし、何気ない会話も全部覚えてたし、会いたいって思ったときは次の日が仕事でもすぐに行動してたからね。もちろん、翌日は誰よりも早く出社してたよ。
編集K:さすがです…それより「1カ月前まで」って、何かあったんですか?
ショウコ:彼にプロポーズされて!
編集K:えっついに!おめでとうございます!3カ月前くらいに「次の誕生日、多分プロポーズされるわ」ってビールがぶがぶ飲んでましたもんね!(笑)
ショウコ:そうだったね(笑)。ヨミ通り、誕生日にいわれて。
編集K:さすが5年連続トップ営業成績をキープする女。ヨミを外さず着地したんですね。
ショウコ:もう付き合って7年になるからね。これはさすがにね。
編集K:そっか。大学生のときのバイト先の先輩でしたっけ。
ショウコ:そうそう。同棲したくて彼の家に転がりこんだときは「お願いだから家に帰って」っていわれたり(笑)。
編集K:そんな話もあったなぁ…(笑)。それから、えげつない火遊びが始まったんですよね。
火遊びの数々とつきまとう罪悪感
ショウコ:てっきり彼も同棲したいのかと思ってたから、ショックでショックで。気づいたら、社内の後輩に手を出してた。
編集K:もしかして、かっこいいっていってた新卒の…?
ショウコ:そう。同じ営業部で、ほかの課だった子。まぁその子とは1回だけなんだけど。
編集K:罪悪感とかはなかったんですか?
ショウコ:罪悪感でいっぱいだった。だって、彼が大好きだったし。寂しさを埋めようとしたけど、全然埋まらなかったんだよね。でも、その後も学生時代の友達だったり、彼と同じバイト先だった先輩とそうなったり…。
編集K:まったく寂しさが埋まらないとわかっていたのに繰り返したのは何でですか?
ショウコ:多分、どこかで彼に気づいてほしかったんだと思う。
編集K:それは何で?
ショウコ:「寂しい」っていえなかったから、浮気してるってわかったら私の寂しいきもちにも気づいてもらえるかなって。本当にバカだよね。
編集K:きもちを素直に伝えるのは、簡単なようで難しいことですもんね…浮気はプロポーズの前まで続いた?
ショウコ:正直、続いていた。
編集K:でも別れることはしなかったのは、彼を超える人が現れなかったからですか?
ショウコ:実は1回だけ、超えそうな人が現れて。
編集K:えっ…!?
ショウコ:本当に大好きになっちゃって、彼に「距離を置こう」って話したこともあったんだよね。
編集K:これまでの関係は遊びで済んでいたのに…その人、どんな人なんですか?