食文化の壁は、ときに割り切る
同棲をしているカップルが抱く問題のひとつとして食文化の違いが挙げられます。
せっかくあなたが料理を作ったのに「このソースには母国の◯◯を合わせたほうがいい」「ベジタリアンだからこれは食べられない」など、見たこともない食材の調理リクエストをされたり、そもそも自身が食べたいものと相手の食べられるものが一致しなかったり、喧嘩に至るほどのネタではないけれど、じわじわとストレスのひとつとして塵が積もっていく場合があります。
国際恋愛中の筆者のパートナーはベジタリアンで、同棲当初は彼の食生活に合わせていたのですが、これまでと一変した食生活で、体がスッキリし始め、なかなかベジタリアンライフも悪くないなと思っていた矢先に、「きょうはどうしても肉が食べたいのおお!」と発狂してしまったことがありました。
「気がつかないところで、食にストレスを感じていたのだな」と気づき、それ以降は「お互いが好きなものを食べる」というルールに変更を行い、解決しました。またイタリア人との国際恋愛中のYさんは、たっぷりのオリーブオイル料理で胃がやられてしまい、もう散々だったと語ってくれました。
家計的にも同じ食事を取りたいところですが、もし歩み寄った上で食文化が合わないなと感じたら、思い切って別メニュー運用をしたり、相手に合わせる必要がないと割り切ったりすることをおすすめします。
満足感のある食事は、心の平穏にもつながります。相手の食文化に合わせたいと思われる方は、現地料理が学べる教室に通ったり、難しければYouTube動画で学習したりしてみましょう。
「彼のため」と思わずに外国文化の知見を深めるといったノリだと、きっとフットワークを軽く開始できるでしょう。
日本が拠点のカップルであれば、パートナーの母国料理が食べられるレストランに足を運んでみるのもいいですね。慣れない海外での生活の中で、母国料理を嗜めることは想像以上にストレス発散になり、きっと感謝されることでしょう。