まだまだ続く、新型コロナウイルスによる混乱。
緊急事態宣言が解除されたものの、数カ月もの間美容院に行くことができず、髪が大変なことになっている人も多いのではないでしょうか。
花王株式会社が、在宅勤務中の女性に美容院に行くことに対するアンケート調査を実施したところ、8割の人が「行くことをためらう、躊躇する」という結果がでていました。
感染の第2波、3波がくることも予想されるいま、今後また美容院に行けなくなることも考えられ、髪の応急処置を知っておくことに損はないはず!
今回はワールドワイドに活躍する美容師に、髪のお悩み別の応急処置法を教えてもらいました。
- Kaoriさん
- 日本、オーストラリアで活躍する美容師。多国籍な顧客を抱え、あらゆる髪の悩み、クセを熟知したスペシャリスト。
- ライターi
- この記事のライター。産後ダメージと白髪が気になり始めて毎月美容院に駆け込む30代。美容院に行けない日々が続くいま、史上最大に危機的なヘアスタイルに。
お悩み1.白髪&ヘアカラーのプリン状態
油断しているとすぐ目立ってくる白髪。かくいうライターiもこまめにサロンで染めることでカバーしていましたが、行けない日々が2カ月を超えた頃、考えていた以上に白髪が多いことに驚きました。
普段はこまめにカラーすることで気づいていなかった場所にも白髪が生えていることに愕然としましたが…。
セルフカラーはちょっと待って!
美容院に行けるまで、とりあえず自分で染めちゃおうと考える人もいると思います。しかしKaoriさんからは「ダメージを考えるならセルフカラーはできるだけ避けたほうがベター」とのアドバイスが。
Kaori:「美容院でカラーをするとき、美容師はお客様それぞれの髪の状態に合わせて薬剤を組み合わせ、できるだけダメージが少なくなるようにしています。市販のカラー剤はどんな髪質にも染まるよう、薬剤が強いものが多く、髪のキューティクルが必要以上に開いてしまい、ダメージがひどくなることもあります。
可能であればターバンや帽子などを使ったヘアアレンジで美容院に行くまで過ごすか、どうしても染めたいときはダメージが少ないものやトリートメント成分が配合のもので染めることをオススメします!」
とはいえ、やっぱり気になる…という人に向けて、対処法を教えてもらいました。
対処法1.出掛けるときだけサッと付ければ完成!白髪用ヘアコンシーラー
ヘアコンシーラーとは顔のコンシーラーと同じように気になる部分につけてカバーするもの。
表面につけるだけなので、ダメージもほとんどなく、シャンプーで簡単に落とすことができます。お出かけ前にササッとできるので、普段からひとつ持っていると重宝しそうなお助けアイテムです。
コンシーラーにはマスカラタイプと、ファンデーションタイプがありますが、不器用な人におすすめなのがファンデーションタイプ。
Kaori:「マスカラタイプはコームで髪の毛につけるため、うまくつけられないと地肌についてしまうことがあり、テクニックと慣れが必要になります。ファンデタイプはお肌につけるようにぽんぽんと付ければ髪になじんで白髪をカバーしてくれます。」
色選びのポイントは髪色より少し暗めをえらぶことだそう。
Kaori:「髪のトーンは通常根元から毛先にかけて明るくなると自然に見えます。白髪が気になるところは生え際など根元が多いため、少し暗めの色のほうが自然になります。」
コンシーラーでオススメなのが「THROW」のヘアコンシーラー。サロン向けカラーメーカーとして有名なTHROWが作った人気のコンシーラーです。染めている部分との馴染みもよく、見た目の質感も自然な仕上がりに。
- スロウ ヘアカラーコンシーラー(ブラウン レギュラー)