男性というのは、どちらかというと論理的・合理的に物事を解釈しようとしているかたが多いように思います。
一方で女性というのは、感情を大切にしていますよね。なかには、物事を「好き嫌い」で決めるような、そんなところがあるかたもいらっしゃる印象です。
女性との交際経験が乏しい人は、女性の感情的な面に接すると、男性の理屈とはあまりに異なるため、ちょっと面食らったりして、女性といさかいになったり、女性が苦手になってしまったりするでしょう。
女性のこの心理を少しだけ理解して、うまく対応すれば、どうということはないんです。そこで今回は、女性の原理と対応の仕方をレクチャーしますね。
機嫌が五感に影響する?
あえて誤解を恐れずに、わかりやすいように表現させていただけば、女性のなかには「気分屋」であるかたもいらっしゃいます。
その昔の恋愛初期のころ、ある女性が私のジャケットをハンガーにかけようとしたとき「わあ、いい香りがする!」といって、盛り上がりました。「え?なんだろう?心あたりがない」と思ったのですが、彼女が「いい香り」といったのは、私がポケットに入れていたガムの香りのことでした。
たかがガムの香りなのですが、彼女は機嫌がよかったのでしょうね。ことさら、ガムの香りがいい香りに感じたのです。機嫌がいいと、何を見ても、何を聞いても、何を嗅いでも、それが心地よいものに感じるのです。
女性のテンションが上がるときのひとつが「好きな人といっしょにいる」というとき。だから、女性に恋愛感情をもたれていると、信じられないくらい物事がいい方に進むのです。
デートのとき、普段食べているものを食べても「すごくおいしい!」ということになりやすいし、何かつまらない目に会っても「私はすごく楽しい!」ということになるし、大したことのない景色を見ても「こんなにきれいな景色、みたことない!」ということになる。もう、すべてがうまくいってしまうのです。
男性のみなさんは、「ええ?そんなことないだろう!」「女性はウソをついている」と思われるかもしれません。しかしそんなことは決してなく、女性は恋愛をしていて機嫌がいいと、本当にそういう感覚になるのです。
そういうときは、迷ったり、戸惑ったり、疑ったりすることなく、女性のその上機嫌に乗っていけばいいのです。余計なことを考える必要はありません。
五感がいい方に変わっているのですから、どんどん機嫌がよくなっていきます。これ、どうでもいいようなことですが、案外恋愛をうまく進めるためにはポイントになることなのです。
せっかく女性がそういう気持ちになって上機嫌になっているのに、男性のほうが女性のその習性を理解できずに水をかけるようなことをしてしまい、ケンカになってしまうようなこと。あるんですよね、これがまた。せっかくのチャンスを逃すなんてことのないように気をつけてくださいね。