きょう2020年10月29日は「十三夜(じゅうさんや)」。十三夜に見られる月は、十五夜に見られる月の次に美しいとされています。
「十五夜のお月さまを見たというかたは、十三夜のお月さまも見ないと災いが起こるといわれている」など、「十三夜」について知っておきたいことについて詳しくお話していきます。
「十三夜」とは…?

image by:Unsplash
「十三夜」とは、新月から数えて13日目(旧暦の9月13日で、現代の暦では年ごとに異なります)のこと。十三夜のお月さまは満月より少し欠けている月であるのが特長です。「栗名月」「豆名月」「後の月」ともよばれ、「十五夜」の約1カ月後に見られます。
実は「十五夜」は平安時代に中国から伝来した風習なのですが、十三夜は日本で始まった風習。稲作の収穫を終える地域も多いため、秋の収穫に感謝するという意味で行なわれました。
- 「新月」と「満月」の違いがわからないというかたはこちら
- >>新月と満月の違いは?願い事をする前に押さえておきたいPOINT
見ないと災いが起こる?

image by:Unsplash
十五夜と十三夜の月、どちらも楽しむことを「二夜の月(ふたよのつき)」とよびます。反対に、片方のみを楽しむことを「片見月(かたみづき)」といいます。
この「片見月」は昔から「縁起が悪い」「災いがくる」「不吉」といって嫌われており、「片見月になるくらいならどちらの月も見ないほうがいい」とされるほどだったそうです。
十三夜、どうやって過ごす?

image by:Unsplash
せっかくの十三夜。「どうせなら満喫したい!」というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。十三夜は、十五夜と同様、栗や豆などの「旬の食べ物」とともに13個の月見団子をお供えします。
もちろん、お供えしたものは食べてもOK。ほかにも、「神様の依り代」としてされ、「魔よけの道具」としても使われてきたススキを飾るのもおすすめです。
あさっては「満月」!

image by:Unsplash
ちなみにあさって10月31日は満月。実は、10月は「満月」が2回あります。1回目の満月は10月2日、そしてあさってです。ハロウィンの日に満月になるのは、実に46年ぶり(次回は38年後になるそうです)。そんなトクベツな10月31日の満月は、おうし座の位置で満月をむかえるため、「豊かな生活」「芸術的センス」「大人の楽しみ」に関する願いごとをすると叶いやすいとされています。
こちらの記事では、10月31日の満月の特徴や願いかた、過ごしかたについて詳しくご紹介。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!