友人がHSPの場合に関係性を悪化させない方法
友だちが繊細、もしくは「HSPだ」とカミングアウトされた…そんなときの対処法をお話しします。
友だちがHSPだった場合、どのように付き合っていくべきか悩みますよね。まだHSPは認知されていません。人によっては病気のように扱ってしまうことがあります。
基本的にはいままでと同じ接し方で構いません。その理由をお話ししていきます。
1.ほどよい距離感を保つ
すでにお話したように、HSPはひとりの時間が必要です。干渉的な人のことを「苦手だな」「嫌いだな」と感じてしまいます。ですが、関係を悪化させるのは悪いと考えるため、表面的な付き合いを残すことがあるんですね。
そのため、まずはほどよい距離感を保ちましょう。
- 毎日連絡を取る
- 相手の返信を催促する
- 約束もせず遊びに行く
こういうことをHSPは苦手とします。長く友達関係を維持したいなら、無理な干渉は控えましょう。
2.受容の社会関係を意識する
HSPの多くは好意を与えるだけ。好意をもらうのを悪いと感じています。ですが、社会関係では一方的な好意だと人間関係が深まりづらいんです。
目指してほしいのは、受容の社会関係。
- 褒めたら褒め返す
- もらったらお礼を返す
与えたら与え返す関係です。受容の関係になればお互いの負担がありません。長く人間関係を続けられます。
3.マウント、押しつけに気をつける
身近な存在だからこそ自慢したり、相手を否定することってありますよね。HSPのなかには、たったひと言に深く傷つき、人間関係をリセットする方がいます。深く物事を考えるため、あなたの発言を重く受け止めるためです。
HSPはどちらかといえば大器晩成型。ゆっくりとしたペースで自分の人生を作り上げようとしています。それを否定せず、比較して自分を高める道具にするのはやめましょう。あなたにとっても成長を遅らせる原因になります。
4.特別扱いする必要はない
これまでのお話でHSPに対して苦手意識が出ていないでしょうか?HSPは性格分野のお話。レベルとしては以下の内容と似ています。
- 利き腕の違い
- 勝気、内気
- インドア派、アウトドア派
体力のない人をスポーツには誘いませんよね。そういう意識で付き合ってほしいなと思います。
特別扱いすればお互いにチグハグな関係になるだけです。HSPは友だちにも親身になります。あなたが疲れたとき、誰よりもあなたを心配して話を聞いてくれるでしょう。そういうメリットにも目を向けて長く友人関係を続けてくださいね。