パートナー、配偶者がHSPの場合はどうすればいい?
恋人や配偶者がHSPの場合、相手が思うように意見を言い出せていない可能性があります。
HSPは決して大人しいわけではありません。心のなかでたくさんの意見を持ち、それを察してほしいと思っています。
でも察することのできる人なんてほんの一部。わかってほしい気持ちが膨れ上がると憎しみを持つようになります。そうならないよう、繊細な気質を理解して優しく見守ってあげましょう。
もともとHSPは気質と環境により、人に優しく親身になりやすい性格です。あなたとの協調性が感じられると、誰よりもあなたに感謝する存在になります。具体的にどういうことをするべきかお話していきますね。
1.ひとりの時間を作ってあげる
HSPのほとんどは内向型。ひとりの時間でエネルギーを回復するタイプです。付き合っていても、結婚しても、ひとりの時間がほしいと望んでいます。
あなたも自分の趣味に没頭する時間を作りましょう。それぞれがひとりの時間を作ることで、HSPも罪悪感なく休めるようになります。
育児中もひとりの時間が持ちづらいですよね。1時間や2時間でも構いません。少しだけでもいいので、ひとりの時間を作って気分転換できるようなルールを決めましょう。たったそれだけでもあなたや子どもに対して優しく接する気持ちがわいてきます。
2.1番の理解者であり、味方になる
特にHSPが結婚相手だった場合のお話です。
例えばあなたの親族、家族が支配的・攻撃的・マウントするタイプだった場合、HSPにとっては強い刺激になります。でも親族なので逃げることができません。義理の両親が苦手で憔悴するHSPは多いんです。
そのときにあなたが理解者であり味方であったらどうでしょう。
- 両親に伝えることができる
- 物理的に距離を取ることができる
ストレスの原因から離れることができますよね。HSPは得手不得手がハッキリしています。逃れられない関係から守ってあげることを考えましょう。
もちろん、あなたが攻撃的・支配的では問題です。配偶者はお互いの心理を共有します。あなたが攻撃的なとき、配偶者も攻撃的な気持ちを持っています。
HSPは耐えに耐えて爆発するタイプが多いんですね。そうなる前に自分の言動を振り返ってみましょう。
3.甘えを満たせる存在になる
甘えとは「わかってほしい」という気持ちです。既にお話したようにHSPは真面目で頑張り屋がほとんど。人に甘えたいのに甘えられない方が多いんですね。
そんなとき、あなたが甘えを満たしてあげる存在なら、HSPにとってかけがえのない存在になります。
人により甘えは違います。基本的にシンプルなことを取り組めばHSPは救われます。例えば以下の3つです。
- 愚痴がいえる
- 自分の頑張りを褒めてくれる
- 休みたいときに「休んだら?」といってくれる
特別なプレゼントを贈るより効果的です。普段から話を聞いてあげましょう。
4.間違ったことは否定する(依存させない)
HSPは恋愛で依存傾向になりやすいです。甘えを満たせる存在が少ないため、ついつい干渉的になることがあります。
こうなるとHSP関係なく「重い存在」になりますよね。優しさとは受け入れるばかりではありません。相手の間違った行動を否定するのも立派な優しさです。
HSPがあまりにネガティブだったり、自分の人生と向き合えていない場合は、人生に立ち向かう覚悟を持たせてあげましょう。それが数年後の救いになります。
- ※ただし威圧的に伝えても効果はありません。あくまで冷静に、わかりやすく伝えてあげましょう。