きょう2020年12月21日は、「冬至(とうじ)」。冬至は二十四節気のひとつで、北半球では1年のうちでもっとも昼が短く、夜が長い日。
冬至の日は、米と小豆を炊き込んだ「小豆粥(あずきがゆ)」を「冬至粥」として食べたり、かぼちゃの煮物や冬至の「と」にちなんだ食べ物(豆腐・唐辛子・ドジョウなど)を食べたり、「冬至風呂」と称して「ゆず湯」に入る習慣があります。きょうは、そんな「冬至」を充実させるための方法をご紹介しましょう。
「豆腐」で冬至らしいごはんを楽しむ
冬至の「と」にちなんだ食べ物の代表といえば、「豆腐」。鍋が多くなる冬は、豆腐を食べる機会も自ずと増えますよね。豆腐を使うとき、「絹ごし豆腐」にするか「木綿豆腐」にするか、迷うという人も多いのではないでしょうか。
実は摂取できる栄養素はこのふたつで異なっていて、「絹ごし豆腐」はビタミンB群、カリウムなど水溶性の栄養素、「木綿豆腐」はたんぱく質、鉄、カルシウムなどが絹ごし豆腐よりも摂取できるといわれています。
ちなみに、焼く、炒める、揚げるなどの料理に使うときは崩れにくい「木綿豆腐」を選ぶのがおすすめです。味や食感の好みに加えて、栄養素や料理の種類によって使いわけてみてくださいね!ここからは、冬至の日の豆腐料理のラインナップに入れてほしいレシピを3つご紹介します。
豆腐レシピ1.ナゲットフライ
材料4人分
- 木綿豆腐:2丁(水を切る)
【A】
- 鶏ひき肉:150g
- 粉チーズ:30g
- ニンニク:1かけ(すりおろす)
- 塩:小さじ1強
- あらびき黒コショウ:適量
- 薄力粉:適量
- 揚げ油:適量
- パセリ:適量(あれば)
- 赤・黄パプリカ:それぞれ1/4ほど。タネやヘタをのぞき、1cm幅に切る
【B】
- ニンニク:1かけ(すりおろす)
- トマトケチャップ:大さじ3
- イチゴジャム:大さじ2
- ペッパーソース:各少し
- コショウ:各少し
つくりかた
- ボウルに豆腐を入れて手で潰し、Aを加えてよく練る。少量ずつ小判形に整え、薄力粉をまぶす。
- フライパンに揚げ油を2cm深さに入れて180度に熱し、1を並べて揚げ色がつくまで上下を返しながら3~4分揚げて取り出す。パプリカを入れてサッと揚げて取り出す。
- 器に2を盛り、混ぜ合わせたBとパセリを加える。
豆腐レシピ2.キムチギョーザ
材料4人分
- 絹ごし豆腐:1丁
- 豚ひき肉:200g
- 白菜キムチ:200g(粗みじん切りにし、軽く汁を絞る)
- 餃子の皮:35枚
- ごま油:適量
- 酢:適量
- 醤油:適量
- ラー油:適量
つくりかた
- 豆腐はペーパータオルで包んで重しをのせ、20~30分おいて水きりをする。
- ボウルに、ひき肉、1、キムチを合わせ、よく混ぜる。
- 餃子の皮に等分にした2をのせ、皮の淵に水(分量外)を塗って半月形に閉じ、両端を手前で合わせ、水を塗ってとめる。
- フライパンにごま油に大さじ1を熱して3を並べ入れ、焼き色がつくまで2~3分焼く。水1/2カップ(分量外)を加え、蓋をする。水分がなくなるまで6~7分蒸し焼きにし、仕上げにごま油少しを回しかける。
- 残りの3も4と同様に焼き、好みで酢、醤油、ラー油を合わせて添える。
豆腐レシピ3.トンカツ風豆腐の肉巻きフライ
材料4人分
- 絹ごし豆腐:2丁(厚みを半分に切る)
- 豚からロースしゃぶしゃぶ用肉:250g
- 薄力粉:各適量
- パン粉:各適量
- 揚げ油:各適量
【A】
- 塩:小さじ1/4
- コショウ少し
【B】
- 溶き卵:2個
- 水:大さじ3
- キャベツ:2枚(千切り)
- 溶き辛子:適量
【C】
- トマトケチャップ:大さじ3
- ウスターソース:大さじ1
- 3倍濃縮めんつゆ:大さじ1
つくりかた
- 豆腐はペーパータオルではさんで重しをのせて20分ほどおく。水気をふき取り、薄力粉を薄くまぶす。
- 豚肉3/4量を1枚ずつ広げて縦に並べ、1のひと切れを中央にのせ、肉の上下左右を折って包む。Aをふり、薄力粉を薄くまぶしたら、混ぜ合わせたBをからめ、パン粉を厚くまぶし、5分ほどおく。残りも同様に、計4個つくる。
- 鍋に揚げ油を170度に熱し、2を入れて、途中で上下を返しながら5~6分揚げる。
- 器に3を盛り、キャベツ、溶き辛子を添え、混ぜあわせてCをかける。