みなさんこんにちは。成績向上委員会のタイガー山中です。学年が上がるごとに、習う内容が難しくなったり、量が増えたり…勉強時間を増やす必要がでてくるなど、子どもたちへの負荷も増えるでしょう。
負荷は大きくなったにもかかわらず、「成果が出ないどころか成績が下がってしまった!どうしたらいいの?」といったご相談が増えています。きょうはそんなお悩みに回答していきたいと思います。
「親技」で勉強の効率をよくする
お気づきのかたも多いかと思いますが、いままでのやり方では通用しないのです。いままでは、通用したかもしれない。でもこれからは通用しないんだ、ということに少しでも早く気づくこと。
この判断ができるかどうかは、親の責任です。「まあ大丈夫だろう」という甘い考えは、いずれ後悔することになります。
では、何を変えるか?いろいろな方法があります。方法というよりも、「工夫」といったほうがいいかもしれません。私は、工夫のなかでも親ができる工夫を「親技」とよんでいます。
小さな工夫の掛け合わせで、勉強の効率をよくすれば、誰でも好転していきます。逆のいいかたをすれば、「ひとつだけ変えたぐらいでは効果は期待できない」ともいえます。
複数の工夫が必要といっても、難しく考える必要はありませんよ!わが子に合った、「これならできそうかな?」と思えることから変えていけばいいですから。
「できる問題からはじめる」なんでいい?
今回もひとつ「親技」を紹介しましょう。家での勉強をはじめるときにおすすめな「親技」です。
ズバリ、「できる問題からはじめる」。できる問題というと簡単な問題というイメージから、嫌がる人が多いのはわかっています。親は子どもに難しい問題をさせたがりますから。しかしそこが、勉強の効率を悪くしていることに気づいてほしいです。
できる問題からはじめるメリットは、
- 取り掛かりが早い
- 考える必要がない
- 褒めることが見つかる
などがあります。子どもにとって、自分のできる問題をやればいいなら、わからない問題を考える面倒さと比べて、取り組みやすいです。すでにできる問題なので、考える必要もないチョロい問題です。
できる問題をやることも「処理力」を身につける訓練になるので、テストで点を取るためには必要なスキル。時間を計って時間短縮ができれば、親だって褒めることができます。
一方で、できる問題はいいからできない問題からさせてしまうとどうなるか想像してみましょう。
- 取り掛かりが遅い
- 考えようとしない
- バトルになる
いかがですか?「まさに我が家ですよ!」というかた、いませんか?
勉強のスタート時は、「できる問題からはじめる」として、徐々に本命である「できない問題」を混ぜていくのが工夫なのです。うまくいかないときは、ちいさく変えてみること。
勉強の取り掛かりが遅いけど、子どもに注意しても効果なしと困っているなら、諦めてはいけません。まずは、「できる問題からはじめる」とちいさく変えてみる。これだけでも効果はあるでしょう。
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