こんにちは。無料メルマガ「親も子供も一緒に伸びていく」で、塾講師の経験から得た知識をもとに、親子が楽しく学ぶための具体的な勉強のヒントをお届けしている、高久手はるかです。
こんなお悩みありませんか?
「ウチの子、口うるさくいわないと勉強しないのよね」
「忘れ物が多くて困るのよ」
毎日、学校や塾の宿題を自分からやる、持ち物を自分でしっかり用意して忘れ物をしない、ウチの子がそうなってくれればいいのに…と思っている方もいるかもしれません。きょうはそうなるためのヒントをお話ししますね。
「自分のため」なのにできない理由は?
宿題や志望校に入るための勉強は「自分のため」です。毎日持ち物を揃えて、忘れ物せずに不便なく過ごすのも「自分のため」です。
「自分のため」なのにできないのはなぜでしょう?
怠け者だから?うっかり者で忘れっぽいから?直接的にはそうかもしれません。でも私は、その本質は「継続できない体質」だと思っています。
お子さんは日々の生活の中で、その子だけのルーティン=継続体質を持っていますか?お母さん、お父さんはどうですか?
ここでのルーティンは、歯磨きや洗顔、入浴、といったことではありませんよ。毎日やるほどではないかもしれない、やらなくても不都合がないけれども、やり続ければ誰かが(家族が)喜ぶこと、誰かが助かること、そして、やるにあたって他の人の都合に左右されないことです。
例えば、子どもが食事の配膳や食器を下げることをルーティンにしたとしましょう。でも、外食をしたらできませんよね。これでは折角の家族での外食が子どものルーティンを邪魔してしまいます。
継続体質を育てる超簡単メソッド
では、どんなものがいいのか?
ポイントは、「短時間でできる」ことです。最初は5分以内がいいですね。それから、「ある程度のアレンジが許容される」ことです。
私のおすすめは、英語や国語の教科書の音読です。勉強につながることなら親は喜びますよね。もちろん自分の成績アップにもつながります。これなら旅行に行くときも、コピーを数枚持っていけば続けられます。
もちろん、5分以内ですから大人から見たら物足りない量かもしれません。もうちょっとやればって喉まで出かかるかもしれません。でも、生真面目にハードルを上げちゃうから継続できない人って、世の中にた〜くさんいるんです。だから、5分以内なんです。千里の道も一歩からです。
子どもがやるなら、親も一緒にやっちゃいましょう。同じ時間を読書や筋トレに使ってみませんか?1日5分だけ。もちろん、もっとやりたくなったらやっていいですが、明日も明後日もその後もやりましょうね。
まずは、家族で声かけあって3日頑張りましょう。3日目には「私達、三日坊主じゃないよね~」って、お互いを褒め合いましょう!
次は3週間、1か月、3か月…。3か月といえば、おおよそ学校の1学期分です。ここまで来たら、ちょっと夕食にごちそうを並べてもいいんじゃないでしょうか?家族みんなで継続できたことを祝いましょう。
そうこうしているうちに、歯磨きレベルで生活に馴染んできます。気付けば、子どもは英語の文系や国語の言い回しが頭に入り、大人は読書で知識や感性が磨かれたり、筋トレでスッキリ体系になっているかも!
でも、大事なことがあります。
目的は「ルーティン=継続体質」ですから、1日も休まないこと。これだけは死守しましょう。もし、1日でも抜けたら、もう一度初日からです。やめなくていいですよ。もう一度気持ちも新たに始めればいいんです。
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