ウィル・スミス夫妻の育児法
ウィル・スミス、ジェイダ・スミス夫妻は「叱らない子育て」を実践しています。
「どうせセレブだから、甘やかして育てているんでしょ?」と思われるのではないでしょうか?
実はこの夫妻の育児法は、なにをしても怒らない、叱らない、というわけではなく、「子どもがやったことに対して、子ども自身がその理由を説明できて、責任を負えるのなら何をやってもいい」という条件付き。
「自分がやりたいこと、やったことに対して、責任をもつように」という夫妻の方針なんです。なのでもちろん、説明できなかったり責任がとれなかったりすれば怒られちゃうわけです。
ぱっと見、「放任では?」と思われるこの育児法ですが、子どもからすると、結構“見えないプレッシャー”がありますよね。
自分を信じて親は任せてくれるので、責任が取れないことはできないし、ひとつひとつの行動をちゃんと考えるようになると思うんです。それがいわゆる「自主性」ですよね。
ただ「叱らない」ということだけでなく、ちゃんと子どもの成長のことも考えたこの子育てルール、かっこいいな~と思います。
「叱れない親」にはならないように
みなさんは、ウィル・スミス夫妻の「叱らない子育て」についてどう思われましたか?
賛否両論ある「叱らない子育て」ですが、筆者個人的には「人を傷つけたり、人に迷惑をかけたりすること」については叱るようにしています。
ウィル・スミス夫妻の「叱らない」とは少しニュアンスが違いますが、最近「叱れない親」がたびたび問題になっていますよね。
「自由にさせる」ことと「何でも許す」ことを混同しちゃっている人も多いようです。例えばお友達を叩いたりしても、あんまり強く注意しないとか…(もちろん叩いた理由などを受け止めてあげる必要はありますが、「叩く」という行為自体は許されないことです)。
いまの親世代が自分の親に厳しくされたことから、子どもは自由に…と思う気持ちはとてもわかるのですが、子どもが将来いい人間関係を築く上でも、「ダメなことはダメ!」と親の威厳をもって注意しないといけないな、と思っています。
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