20年間で1万人を超える女性の恋愛・結婚の悩みに答え続けてきた、マリッジカウンセラー・このはなさくやです。
きょうはちょっと辛辣モードでまいります。
「結婚願望ない」でよくない?
ときどきこういうメールをいただきます。
「わたしは両親の仲が最悪でした。だから結婚願望がないんです。夫婦でいることとか結婚生活に意義が見いだせないんです。どうしたらいいんでしょうか?」
では、斬らせていただきます。
結婚願望ないならないでよくない?両親の仲が最悪だったからとか、いちいち理由いらなくない?
結婚願望がないんだったら、ないでいいじゃないですか。いまは、明治・大正・昭和じゃない。平成も終わって、とっくに令和です。別にあなたが結婚しなくても、誰ひとり困りはしません。わたしだって困りません。
わたしがパートナーシップ専門のカウンセラーで恋愛結婚パートナーシップのことやってるから、「親のせいで結婚願望ないんです」ってメールすれば顔色変えて、「結婚はいいですよ~?一度くらいした方がいいですよ~?」とか説得したり後押ししにかかるとでも思われたのでしょうか?
私はそこまでヒマじゃないですよ?そういうのを「構ってちゃん」っていうんです。
自分の人生なんですよ?
何が自分にとっての本当の幸せか。
何が自分にとって本当に価値があるものなのか。
何が自分にとって本当に意味があるものなのか。
いちいち人に許可を求めず、自分で決めればいいじゃないですか。
万一ご両親が、「わたしたちの仲が悪かったせいで…」とか詫びる言葉をかけてきたら、「違うよ。あなたたちが仲良かろうが悪かろうが、私は結婚に興味ないんだよ!」って言ってやればいいんです。それが大人の流儀ってもんです。
結婚しなくても、パートナーがいなくてもいい
結婚に限らず、たとえば経済的に豊かになること、つまり「お金持ちになる」こともそうですよね。そうしたきゃそうすりゃいいし、興味なければそれでいい。
おそらく、なんですが、「両親の仲が悪かったせいで、わたしは結婚願望ないんだ」っていうその方々も、自分たちのせいにされてオロオロしてしまう親御さんたちも、その両者ともが、
「結婚しなければならない」
「結婚して一人前」
「結婚しないと負け組」
「結婚しないと不幸せ」
みたいな「べき論」に縛られてて、その「べき論」の枠組みのなかで、綱の引っ張り合いしてるんじゃないかと思うんです。
その自覚がないからこそ、「両親の不仲のせいでわたしには結婚願望がないんだ。わたしに結婚してほしかったらどうにかしてよ!」って、恩着せがましくふんぞり返るわけです。
ちなみに、わたしの場合、主催する「スパルタ恋愛実践塾」の参加メンバーに対しても同じスタンスです。
わたしは「結婚すべき」とも「パートナーを持つべき」ともいいませんし、思ってもいません。だからもし講座生たちに、「わたしは両親が不仲だったせいで、結婚願望ないんです」っていわれたとしても、血相変えて、「それはなにかトラウマがあるのかもしれない!トラウマを解除して、なんとかやる気を出させてあげないと」なんていうおせっかいはしません。
もちろん講座生たちは大事な存在です。でも、それはそれ、これはこれです。
「あなたはカウンセラーなんだから、こんなわたしをなんとかしろ」ってふんぞり返られても、「知らんがな」です。本人が自分で選ぶことですしね。
何度もいうようですが、結婚したくなかったらしなきゃいいじゃないですか。人生は自分で選択したことにコミットするものなんですから。
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