【婚活FPが解説】いまの時代、結婚したら「専業主婦・主夫」になっても大丈夫？

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「婚活」「成婚」をメインテーマとし、新たなライフプランを初動からサポートしている、婚活FPの山本です。今回は30代前半の独身女性から「彼から結婚したら専業主婦になってほしいと言われた」とご相談をいただきました。

当人は年収300万円で、彼は500万円ほど。当人は、結婚後に仕事を辞めても続けてもよいと考えつつも、母親が専業主婦だったので前向きだったものの、専業主婦のデメリットも気になるとのこと。

今回は、結婚と専業主婦について改めて大切なポイントをお伝えします。

「専業主婦はムリ」なのか？

image by:Unsplash

さて、まずは基本ですが「昨今は男性の収入だけでは家族を生涯は養えない」女性側も、これを強く理解しておきましょう。

細かく言うとさまざまですが、一般的に結婚後は月20万円ほど貯金するのが理想的です。これができる男性は、本当に一握りといえます。そして、この実情は男性もほぼ知りません。

なんとなく貯金が大切とは思っていても、できる範囲でがんばれば十分と考えています。貯金の必要性を理解していない男性も多いです。

夫婦は運命共同体ですから、いずれ男性が困れば自然と妻子も困り、困窮することになります。「責任を取れ」と言ったところで、そのときにはほとんどの男性には何もできません。

このため、たとえ男性が望んだとしてもなるべく女性も仕事を続けることが大切です。なお、（共働きで）世帯年収が高いと油断して、貯金を忘れることも少なくありません。なので、あわせて家計管理も大切になってきます。

彼がどうしても譲らないのなら、上記を伝えて「専業主婦はムリ」だと理解してもらいましょう。

「離婚」と「再就職」のリスクを忘れないで

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さて、合わせて大切なことなのですが「離婚と再就職の厳しさを強く警戒しよう」これが専業主婦のリスクデメリットですね。

もし離婚になったら、生活はどうしますか？ちなみに、厚生労働省が2020年に発表した2019年の離婚件数は、20万8496組と少なくないのが実情です。

また離婚に至らなくても、再就職を考えるころ、あなたは何歳で無職期間は何年ですか？ご相談事例を見ると、年齢が高く、無職期間が長いほど再就職は困難。満足に再就職できないことも少なくありません。

再就職できなければパートや非正規になりますが、それでは結婚の有無に関わらず足りません。懸命に努力して再就職に繋げるかたもいますが、そうであるならば最初から働き続けたほうが賢明といえます。

保活（子どもを保育所に入れるために保護者が行う活動のこと）の失敗などで退職せざるをえない場合も、時短勤務ができるなど子育てへの理解がある会社への転職など、できる限りの働き続ける努力が大切です。事情によっては、フリーランスになるのもひとつの手でしょう。

ちなみに、困窮するシングルマザーやパートで復帰したものの困窮中のかたなどから毎日のように相談が入っているのが実情です。困窮してからでは手遅れなこともよくあります。

仕事や収入源とは、結婚の有無に関わらず、あなたを守り、豊かにしてくれる大切なものです。ひいては子どもの人生にも影響してきます。

いまや、家事や育児は夫婦で分担するのが当たり前の時代。ふたりで協力していけば、仕事と両立していくことも難しくはないでしょう。少なくとも、実際の生活や貯金額を理解するまでは、なるべく仕事を続けるよう心がけることをオススメします。

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