Yさんの問題集の使い方まとめ
Yさんが行っていた問題集の賢い利用方法は、まとめるとこうなります。
まず一通り問題を解き、○、△、×の記号をつけることにより、自分ができる問題とできない問題を区別します。できた問題の中で、次回解いても確実にできると思う問題には○をつけます。
今回はできたけど、再度解いたほうがいいなあと思う問題や次回解いたら間違えるかもしれない思う問題には△をつけます。また、できるはずだったのにケアレス・ミスのため間違えた問題にも△をつけます。ケアレス・ミスとは、例えば数学の文章問題で計算式はできたのに途中の簡単な計算を間違えた、などです。
そしてできなかった問題には×をつけます。
1単元終えたら、同じ単元をもう一度解きます。ただしこのとき解くのは△と×の記号がついた問題のみです。そして3回目、4回目と、これと同じことを繰り返します。
Yさんの問題集の使い方のメリット
Yさんの問題集の利用方法のメリットは次のようなものがあります。
- 2回目以降は解く問題数が減るので(○の記号の問題は解かないから)、楽に、繰り返し行うことができる
- 自分ができない問題のみ練習するので、効率よい学習ができる(限られた時間内で学習する場合、自分が簡単にできる問題を解く時間はもったいないですよね)
- 3年生になって、1・2年の復習をする場合も、短時間で行うことができる(自分ができない問題のみ復習すればよいので)
受験前、「これからこの3冊すべてやらなければ」と思うと嫌になりなかなか手がつけられません。しかし、「この3冊の中の△と×の印の問題だけやろう!」と思うと、やる気が出てきますよね。
Yさんは、以前、問題集で練習した問題が試験に出たが解答できず、悔しい思いをしたことがあるそうです。
そのときから「1度やった問題は試験でも絶対間違えたくない」と強く思うようになり、問題集を用いたこの学習方法を行っていたそうです。
これから問題集を利用する際、答えを書き込まず、何度も行い、1冊の問題集を最大限に活用されてはいかがでしょうか?
問題集のみならず参考書も、中途半端に利用するのではなく、1冊をやり遂げることが大切ですね。Yさんのように何度も繰り返し利用すれば理想的だと思います。
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