こんにちは。神戸メンタルサービス代表の平です。
先日、私の受講生の結婚式に参加してきました。それは、とてもうれしい時間でした。
受講生の幸せそうな姿を見れたということもありますが、披露宴会場には、長いこと二人の幸せを祈り続けた人ばかりが集まります。その人たちの顔、そして二人を祝福する姿を見るだけで、私も癒されるわけです。
さて、私はいつも結婚するカップルに「結婚式を決める前に、新婚旅行のことをちゃんと決めなさいよ」とアドバイスしています。二人にとっていちばん行きたい場所で、いちばん素敵な時間を過ごせるようにとおすすめしているのです。
きょうは、「新婚旅行をオススメする理由」と「旅の計画」についてお話しします。
なんで重要なの?どこに行けばいい?
長期休暇を取れる機会というのは、日本ではほんとうに少ないですよね。
ですから、みなさんも結婚という機会にぜひとも休みをとり、新婚旅行には行ってください。そして一生の思い出になるような、最高にロマンあふれる時間を二人で味わってください。
新婚旅行のひとときは、非日常的であればあるほど、その後の二人の結婚生活に役に立ちます。
仕事柄、私は多くのカップルがケンカをしたり、それが長引き、おたがいに「自分はパートナーに愛されていない」と思い、ほんとうにつらい経験をされたりすることがあるのを見てきました。
そんな冬の時代を劇的に癒す効果があるもののひとつが、「かつて二人は最高に愛し合った」という思い出なのです。
ものすごくおいしい食事を経験すると、その味は一生記憶に残り、そして「あのときの、あの地の、あのレストランで食べたあの味はいまだに忘れられない!うまかった!」と一生の記憶に残りますよね。
同じように男女関係でも、いちばんロマンチックな時期に、ほんとうに至福といえる経験をしてもらいたいと思うわけです。
いまは状況的に難しい時期ですが、できることならば国内より海外に行っていただきたい。なぜなら、見ず知らずの場所、見ず知らずの人々のなかで唯一頼れるのはおたがいだけという状況は、二人の親密感をよりいっそう強めるはずだからです。
また、できるならパッケージ・ツアーではなく、個人旅行で行っていただきたい。パッケージ・ツアーはどうしても日程が忙しくなり、二人だけの時間をゆっくりと過ごすことがあまりできません。であれば、二人がゆっくりと過ごせるプランを自分たちでつくったほうがよいと思うわけです。
さらに、できるなら滞在型のプランにしていただきたい。あちこち旅して回るツアーよりも、ひとつの町に滞在する旅がおすすめです。ホテルでも、一度開けたトランクを開けっぱなしにして過ごせるような旅のほうが、二人はより落ち着き、より親密になれると思うのです。
たとえば、10日間休みがとれたとしら、いろいろ行ってみたいところもあるでしょう。しかし、そのなかのせめて4日間だけは、ゆっくりとできるような日程を組んでいただくのが理想的です。
もう一度、思い出の場所へ
ところで、離婚寸前だったご夫婦のカウンセリングが成功裏に終わりつつあるとき、ご夫婦に「もう一度、新婚旅行のあの場所に行ってみたらどうでしょう?」とか「また新たに、新婚旅行みたいな気分で旅行に行ってみませんか?」というようなご提案をすることがよくあります。
日本人の夫婦は、どうも年月を重ねるうちに、二人で旅行することがなくなってくるようです。妻は友人といっしょに旅行、夫はさみしく一人旅という傾向が強いと聞きますが、またぜひご夫婦で旅行することをおすすめしたいのです。
そして、そんなときも、二人にとってのいちばんのルーツが新婚旅行というわけ。つまり新婚旅行とは、それだけ大事な意味をもつものなのです。
だからこそ結婚するみなさんには、必ず新婚旅行をするように、しかもできるだけ素晴らしい新婚旅行をするようにと、いつも強くおすすめしています。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。