こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
きょうは日本語教師が見た、 学歴社会で生きる韓国人が日本の大学・大学院進学を選ぶ理由についてお話しします。日本語教師に興味がある方、韓国に興味がある方はぜひご覧ください!
日本留学のハードルは高くなった?
韓国での日本語学習は、ここ10年ほどでかなり変わってきたと言われています。
10年前ほどは留学の選択として日本、アメリカ、中国がたいていの候補でした。
日本語を話せるというだけでも社会で重宝される時代でしたし、そのころは韓国よりも日本のほうが進んでいる部分(ファッションや精密機械など)も多かったことから、日本をよく知っている=エリートのイメージがありました。
このころの韓国は資格がなくても、4年生大学を卒業していなくても、とりあえず日本人だというだけでビザを出してくれる時代でした。
しかし2021年のいまは、韓国で就職活動する際にも「韓国人も知っているほどの日本の有名大学」でなければ大した武器にはなりません。
韓国内のいい大学はソウルに集中していることから、日本の大学も東京にある大学でなければあまりいい大学でない、という印象をもつ韓国人も多いです。ですから、どうしても「東京にある有名大学」への入学を目標に受験勉強を準備する人が多いのです。
このように昔と比べてかなりハードルが上がった日本留学ですが、受験者は常に一定数います。そこで今回は筆者が見た受験者、留学経験者の話を聞きながら、最近の主な留学目的を聞いてみました。
日本は機械系、ロボット系が強い!
恥ずかしながら筆者はよく知らなかったのですが、「日本は、機械系やロボット系がかなり進んでいる」と話してくれる生徒が多かったです。
筆者がいま教えている生徒のなかには、大学の准教授、有名企業のエンジニアなど日本の日本の大学院で研究したという人もいます。韓国で十分な知識を得て、日本でもっと深く研究するといった感じです。
韓国もロボット研究はかなり進んでいて、国内でも十分研究できる学問分野になりましたが、それでも「日本で研究したい!」という人は一定数いるようです。