日本でしか学べない美術、芸術を学びたい!
筆者の周りには「日本の美大に行きたい!」という生徒がとても多いです。
韓国にも美大はあるのにどうしてわざわざ日本に行きたいのか聞いたことがあるのですが、日本のアニメが好きだったり、日本のかわいいキャラクターが好きだったりする人は、やはり「本場の日本で学びたい!」という思いがあるようです。
このような人たちは、卒業後そのまま日本の会社に就職する人たちが多いように感じます。
ほかにも「日本のファッションが好き!」という生徒もいました。
彼は、日本の個性的なファッションに魅力を感じるとのこと。韓国のファッションはよくも悪くも無難でシンプル、みんな同じ服を着ていて彼にとってはおもしろくないようです。
このように日本の美術、芸術を学びたければやはり日本に留学する人が多いですね。一旦韓国の4年大学を卒業したあとに、日本の専門学校に入学した人もいました。大学に比べて入学しやすいので、その方法を選ぶ人も少なくありません。
韓国ではいい大学に行けないから
言葉にしてみるとちょっとショッキングですが、このような理由で日本留学を準備する人もいます。
韓国は、どの大学に入るにもスヌン(大学修学能力試験)を受けなくてはなりません。
試験範囲は、国語、数学、英語、韓国史、探求(社会/科学/職業から選択)、第2外国語・漢文の計6領域。
このスヌンはかなり難易度が高いテストです。以前、YouTubeでスヌンの英語をイギリスの高校生が解いてみたという動画が話題になりましたが、動画を投稿した人たちにとってもこの問題はかなり難しいようでした。筆者も挑戦したことがありますが、心が折れました。
一方日本に留学する際は「外国人枠」があるので、かなり勉強の範囲が狭くなり、難易度も下がります。学校によっては英語の試験だけのところもあるので、「韓国のFラン大学に行くぐらいなら日本の大学に」と考える親が多いようです。
以前よりもハードルが上がった、日本留学。それにも関わらず、まだ日本留学を目指してくれる生徒を見ると「私も頑張らなくちゃ!」と思います。
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