心機一転、転職が決まったはいいけれど。「初出勤」に対する不安の和らげ方

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こんにちは。アダルトチルドレン（AC）専門セラピストの安宮正敏です。これまでは、「毒親を許すための方法」や「家庭環境に問題がない人もアダルトチルドレンになる理由」などについてお話してきました。

先日「初出勤日が近づくにつれて、不安でどうにかなりそうです」という、転職して心機一転、新しい職場に初出勤されるかたの初出勤に対する不安の和らげ方についてご相談を受けました。

そのかたには、「自分に合わないと思ったら、その仕事は辞めてもいい」と思うことで、仕事に対するハードルが下がり、気持ちが楽になるとお伝えしました。

そうは言っても、そんな簡単には仕事を辞めてもいい、なんて思えない。このように思われるかたもいらしゃると思いますので、本日もうひとつ別の考え方をお伝えします。

初出勤日が近づくにつれて不安

image by:Unsplash

初出勤となれば、程度の差はあれ、ほとんどの人が不安に思うでしょう。その不安が大きすぎれば、やはり苦しいし、辛いと思います。

その不安を和らげるために先ほどの「自分に合わないと思ったら、その仕事は辞めてもいい」と思えないかたはどうすればいいのか。

それは、「一年間だけまずは続けてみる」という風に、期限を決めてみるということです。一年はちょっと長いと感じるかたは、「半年だけまずは続けてみる」でもよいかもしれません。期限を決めて、まずは働いてみるということです。

たとえば、あなたが地域のマラソンの大会に出場するため、指導者のもとでトレーニングをするとします。そして、これからグラウンドを走るトレーニングが始まるとします。

そこで2つのパターンについてどちらが辛いかを考えてみてください。

一つ目は、「グラウンドを20分間ランニングする」と決められたメニューで走る。二つ目は、指導者がOKを出すまでグラウンドを走り続ける。

ほとんどのかたはグラウンド20分ランニングすると決められたメニューで走るほうが楽に感じるのではないかと思います。

指導者がいつOKを出すのかわからない状態では、結果的に15分で終わったとしても、走っている最中は、いつまで走り続けるのだろうと不安になり、精神的に辛いと感じるのではないでしょうか。

仕事も同じで、ひとまず期限を決めて働くことで、仕事の不安に対する心理的なハードルを下げるのに役立ちます。

自分で決めた期限が来たときは仕事をやめてもいいし、もう少し働けそうだなあと感じたら、そこからさらに期限を設定して働けばよいのです。

つまり、自分で決めた期限がきたら、仕事を辞めてもいいし、続けてもいいという感じで、どっちでもいいという状態にするということ。

どうしても初出勤が不安で仕方がないというかたは、期限を設定してみるとよいかもしれません、随分気持ちが楽になると思いますよ。

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