たびたびSNSで話題にあがる「初デート、サイゼリヤってありですか?」論争。
Twitterでの意見を見ていると、もはや大喜利状態。定期的に訪れるイベントとして楽しんでいる人も、一定数いるように感じます。
ところで、初デートにサイゼリヤがありかなしかを考えたときに、「むしろ、どこならOKだったの?」と思う人もいるはず。
今回は筆者の周りの既婚女性たちに実際にインタビューを行い、結婚までに至った幸せ夫婦たちの「初デート先」をリサーチしました。
初デートの行き先に悩んで「とりあえずサイゼにしよう!」となる前に、現在もラブラブな夫婦の実例を参考にしてみてくださいね。
3時間のカフェデートは緊張でお互いにドキドキ!
1人目は、マッチングアプリで夫と知り合ったというMさん。初めてのデート先に選んだのは、みんながよく知るチェーン店のカフェでした。
「誘ってくれたのは夫のほうです。初対面だからお互いのことも何も知らないし、カフェなら話しやすいので助かりました」
ほかの女性たちに聞いても「ファミレスよりもカフェのほうがうれしい」という人が結構いましたよ。コーヒーを飲みながらゆったり会話ができるカフェは、たとえチェーン店であっても気軽に足を運びやすいデート先だと言えるでしょう。
「初対面だから緊張してるし、お互いに気を遣ってるから話題も続くし…あと切り上げどきもわからなくて!結局3時間も話していました」
カフェならコーヒーの追加注文もしやすいですし、忙しい時間帯じゃなければのんびり過ごせますよね。カップルで訪れている人も多いので、周りの目を気にせず過ごしやすいのもポイントです。
後日、Mさんから「彼と付き合うことになった」と聞いたとき、すごくうれしかったのを覚えています。そのままトントン、と結婚まで進んでいったおふたり。
とても優しくて穏やかな夫と、いまでは可愛い息子に囲まれ、幸せな家庭を築いているそうです。
ロマンチックすぎてドラマ化してもいいかも!花火大会デート
「初デートは花火大会だったなぁ」
初めてのデートに、旬を楽しむ大型イベントである花火大会を選ぶ人も、なくないでしょう。実際に筆者も10代のころ、花火大会を初デート先に選んだ経験があります。ロマンチックな夜デートとしても、人気のプランではありますよね。
しかしRさんのエピソードは、ちょっと普通の話とは違っていました。
「そもそも彼、デートすること自体、私が初めてだったんです。カップルが多いイベントにはそもそも行ったことなくて…花火大会も初めてだったんですよ」
ここですでにドキドキしてしまった筆者。好きになった人と初めてのデート、その彼の人生初デートであり、初めての花火大会と、初めて続きです。
「実は付き合う前のデートでまず花火大会にいって、彼すごく感動してたんです。それはずっと私も記憶に残ってたんだけど…告白されたときに『前回は友達として一緒に花火大会を見に行ったけど、次の花火大会は彼女として見に行ってくれませんか』って言われたんだ」
まるで少女漫画の世界かと、筆者の心臓が5度ほどときめきました。
好きな人と初めて行った花火大会と、初めてできた彼女と行く、カップルとしては初めての花火大会デート。同じ花火大会でも意味合いが違ってきますよね。
「つまり私たちにとっての初デートって、付き合う前と付き合ってからの2回あるのかもしれないな」とRさんは振り返ります。
夏になれば定番のデートスポットになるであろう花火大会。そこに2人だけの特別な意味合いが加われば、生涯忘れることのできない思い出のデートになりそうです。