こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
まだまだ制限はありつつも、観光ビザで日韓の行き来ができるようになりましたね!実は筆者もつい先日、1週間日本に帰っていました。
その様子をSNSであげたとき、「私もいま日本です!」「来週韓国行きます!」などと反応してくれる人たちが多く、確実に旅行客が増えてきているなあと感じました。筆者が日本語を教えている授業中でも、「次の旅行地」についての話題が増えましたよ。
新型コロナウイルスが流行する前に「行ってみたい日本の場所」について聞くと、京都、大阪、北海道などとおおまかに話す人が多かったのですが、2年間も日本旅行をお預けを食らったいまは、もう少し細かく答えてくれる人が多くなりました。
そこで今回は、筆者が日本語を教えている生徒たちが「行ってみたい」と話した日本の観光地についてお話しします。
鎌倉高校駅前の踏切
「鎌倉高校駅前」と聞いて「ああ、あそこか!」と理解できる人はどれぐらいいるでしょうか。正直、筆者も韓国に来る前はここの存在について知りませんでした。
実はここ、漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』で有名な場所。おもしろいのはスラムダンクを見たことがなくても、「何となくみんな行くし、きれいだから」という理由でここに行きたがる人が多いことでした。
生徒の話によると、以前は日本オタクやアニメ好きのみぞ知るマニアックな場所だったらしいのですが、最近は日本在住の韓国人YouTuberやインスタグラマーたちもここを訪れており、多くの人に知られた場所になったそうです。
生徒たちのなかで一番年長者である79歳の生徒は、「孫とここに行ってみたい」と話していましたよ。
三鷹の森ジブリ美術館
次は、東京都三鷹市の井の頭恩賜公園西園内にある「三鷹の森ジブリ美術館」です。
いままで金曜ロードショーやDVDでしか見られなかったジブリ作品が、アメリカ・カナダ・日本を除いてNetflix(ネットフリックス)でも視聴できるようになりました。
Netflixは韓国字幕や外国語学習機能もあるので、スタジオジブリ作品で日本語を勉強する人も多いです。
筆者の担当する生徒は、どんどんジブリオタクが増えています。ジブリオタクまではいかなくても、「スタジオジブリ作品の世界観が好き」という人や、「なんとなくいいイメージを持っている」という人が多いです。
韓国で人気の作品は、最近の作品よりも宮崎駿の全盛期時代の作品。大人の生徒たちの反応がよかったのは、『千と千尋の神隠し』『魔女の宅急便』『耳をすませば』。小学生の生徒たちが興味を持ったのは、『借りぐらしのアリエッティ』と『もののけ姫』でした。
このように韓国からも愛されているジブリですが、意外と「三鷹の森ミュージアム」について知っている人は少なかったです。紹介すると、ほとんどの生徒さんが目をキラキラさせて「絶対行きたい!」と話していました。
ただ、三鷹の森ミュージアムに行くには問題があります。それは、事前に購入しなければいけないチケットが海外からは購入できないことです。しかも、入場人数の制限もあるので、当日券はたいていありません。
時間に限りがある旅行者にとっては、行きたいけど行くのが難しい場所。それは海外在住の筆者にとっても同じです。ぜひ海外からの事前購入ができるようになってほしいなと思います。
ほかに人気の観光地は…
最近は、このようにマニアックな場所に行きたがる人も多くなってきた印象です。ご紹介した場所のほかにも、王道の東京のお台場、大阪の通天閣、神奈川県の箱根温泉、博多のラーメンなども人気でした。
日本のみなさんは韓国のどこに行きたいですか?次は韓国の明洞のいまについて書いてみます。そちらもぜひご覧くださいね。
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