こんにちは。アダルトチルドレン(AC)専門セラピストの安宮正敏です。これまでは、「毒親を許すための方法」や「家庭環境に問題がない人もアダルトチルドレンになる理由」などについてお話してきました。
今回は、アディクションからの回復についてお話しします。
アダルトチルドレンは「アディクション」を持っている方がとても多いと言われています。
アディクションとは、日本語になおすと依存症や嗜癖(しへき)のことで、何か特定のものにまっていたり、おぼれていて、抜け出せない状態になってしまっているということです。
その特定のものは大きく分けて3つあるので分類します。
アディクションにおける3つの分類
- 物質に対する依存:アルコール、タバコ、薬物、など
- 行動に対する依存:ギャンブル、ゲーム、インターネット、性行為、買い物、自傷行為、過食・拒食、窃盗・万引きなど
- 人間関係の依存:共依存、恋愛依存、など
このように書き出してみると結構たくさんありますよね。
私自身も、実はスマホゲームに依存している時期がありました。
本当に一日中ゲームに没頭して、ほかのことが何も手につかないような状態だったんです。しかし、いまではゲームはほとんどしなくなりました。
もしかしたら、みなさんのなかにも何かに依存しているものがあって、それをやめたいと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そして、そのように思われている多くの方は、これらアディクションを無理にやめようとしてしまいがちです。
ここで大切なことは、これらアディクションの行為を無理矢理やめようとしてはいけないということ。
なぜなら、アディクションの行為をとることで、実は心のバランスを取っているからです。
なので、無理矢理アディクションの行為を止めてしまうと、心のバランスが崩れ余計に精神状態が悪化してしまう可能性が出てくるのです。
アディクションを回復するための解決策
もしいまあなたがアディクションで悩まれているなら、そのアディクションを無理矢理に止めないようにしてください。
まずはいまやめたいと思っているアディクションの、何か代わりとなる健全なものを見つけるところから始めるとよいでしょう。
私の場合で言うと、スマホゲームを無理矢理やめるのではなく、スマホゲームの代わりとなるものを探すことから始めました。YouTubeです。
YouTubeと言っても、私の興味のある心理系の内容をおもしろくお話されているような動画を見ていました。
ほかにも、よく知られているもので言うと、禁煙パイポも同じような仕組みですよね。
いきなり禁煙するのではなく、タバコの代わりに禁煙パイポを使うということですね。「タバコを吸いたくなったら、禁煙パイポを吸う」という仕組みを作って、実際にタバコを止めていくという流れですよね。
なので、やめたいと思っているアディクションがあるという方は、何かほかの代わりとなるものを探すところから始めてみてください。
やめたいと思っているものよりも健全なもので、そしてあなたが少し楽しめるものでれば継続しやすくなると思います。
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