こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
きょうは、「韓国の辛いもの」と「日本の辛いもの」を比較してみました。
「蒙古タンメン」を食べた韓国人の反応は…?
最近、日本にいる友達から「韓国で蒙古タンメン中本(以下、蒙古タンメン)流行っているの?」と聞かれました。
気になって筆者の周りの日本オタクの韓国人たちに、いま日本の蒙古タンメンが流行っているかと聞いてみると、「特に聞いたことがない」とのこと。
日本のGoogleや韓国のNAVERでも日本の蒙古タンメンについて書いている記事を探してみたのですが、とくに目立ったものはなかったですね。
日本の芸能人やYouTuberが最近アップロードした動画は多くありましたが、一般人のなかでブームというほどではないといった印象です。
発端はさておき、その話を聞いたので年末に日本に帰国した際、お土産に蒙古タンメンのカップ麺を買って、仲のよい韓国人たちに配ってみました。
ちなみに筆者は「日本の辛いものは得意」なタイプなので、このカップ麺もおいしく完食!なかに入っている蒙古タンメンの辛旨オイルはたしかに辛いですが、辛すぎて食べられないというほどではありませんでした。
筆者でも大丈夫なぐらいですから、もちろん普通の韓国人は全然大丈夫!感想を聞いてみたら、みんな「おいしくいただきました」と話していましたよ。
筆者はお店で食べたことがないのでわからないのですが、お店でラーメンを食べている映像を見る限りでは、カップ麵より断然辛そうに見えますね。
とまあ、こんな感じで辛いもの大国の韓国では、蒙古タンメンはあまりおもしろい反応は見られませんでした。
韓国の辛いものと言えば…
韓国で最近人気の辛いものといえば、「ヨッキトッポギ」「マラタン」などです。
「ヨッキトッポギ」とは、韓国のトッポギチェーン店「東大門ヨッキトッポギ」の人気メニューのこと。「ヨッキトッポギ」の「ヨッキ」とは「猟奇」という意味で、その名の通りとても辛いトッポギです。
「マラタン」とは、中国・四川発祥の「麻辣湯(マーラータン)」の韓国語表記。たくさんの薬膳スパイスをたっぷり使った辛い春雨スープです。
数年前まで韓国では、「辛ければ辛いほどおいしい」と言う人が多く、ちょっとした辛いものブームがあったのですが、最近では「ロゼトッポギ(クリーム入りの洋風トッポギ)」をはじめ、ピリ辛のメニューも定番となってきていて、辛いモノが苦手な人でも充分に楽しめるようになってきています。
ロゼトッポギは、国した際に日本の家族にも作ってあげたのですが…「辛くない」ものを買っていったつもりでしたが、日本の家族には少し辛かったとのこと。韓国に来て4年で、「辛い」の基準がわからなくなってきました。
最近日本留学から帰ってきた生徒がいるのですが、韓国の辛い食べ物に弱くなってしまったという話も聞きました。慣れってすごいですね…!
日本に帰った際、普通のスーパーでも韓国食糧の品ぞろえがよく、本当にびっくりしました。値段もあまり変わらないので、これから韓国からもお土産を買うときに困ってしまいそうです。
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