こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
先週は、ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)の日韓戦でした。
結果は13対4と圧勝で、翌日に授業をした生徒に話を聞いたら、「ぐうの音も出ません」という上手な日本語で話してくれました。
どのスポーツにおいても、日韓戦はちょっとピリピリした空気があります。
特にサッカーやフィギュアなどはそれぞれのファン同士の神経戦もあったりするのですが、今回のWBC日韓戦は結果が結果なので、日本に対する敵対心のようなものはないようです。
次の日の新聞の見出しに「韓国大敗!」と書かれていて、ああそうなんだと感じたものです。
日韓戦が終わり、韓国人の日本人選手に対する評価も少し変わったように感じます。
YouTubeやSNSなどを見てみると、韓国の野球ファンは日本の野球界に対して、肯定的に感じているという印象。
今回の試合を通してどのように評価が変わったのかについてお話します。よかったら、以前の記事と比較してご覧ください。
- 前回記事はこちら
- 韓国人にモテモテ!「WBC」で注目されている日本人選手って誰?
日本チームに対しての評価
WBCの前から、韓国の野球ファンは日本チームの解析や分析をよくしており、関連のYouTubeチャンネルやブログなどが注目を集めていました。
そのときは、選手個人にフォーカスをあてた解説が多かったのですが、今回の日韓戦の結果から「日本チームの秘訣」「日本チームのチームワーク」「日本チーム戦略」などの「チーム」全体に対していい注目が集まっていました。
というのも、今回の韓国チームは「一人一人はいい選手がいるのにチームになると力が発揮できない」「監督の独断がすぎる」という評価があったんですね。これについては、また別の記事で詳しく説明します。
今回の日本チームと韓国チームはあまりにも明暗が分かれていて、相手国を認める人が多いのが印象的でした。
韓国にとって日韓戦というのは特別なもので、絶対勝たなければいけない!と感じている人が多いので、このようなことは珍しいです。
大谷翔平選手のファンがさらに増えた!
これは日本人選手への評価というより、大谷翔平(おおたにしょうへい)選手個人の話ですが、筆者の周りにいる韓国人女性で今回の日韓戦で「大谷ファン」が増えた印象があります。
いままで全く野球に興味なかったのに大谷選手にはまってしまった人が日本語を教えている生徒だけでも数人いて、今週の日本語授業の教材は大谷選手のインタビュー映像、大谷選手の過去のドキュメンタリーを使用しました。
大谷選手がモデルとなっている「New Balance(ニューバランス)」の靴にも注目が集まっていて、「買いたい!」という人が急増しているとの話も聞きました。
大谷選手はインタビューで韓国に対して「いい選手が多くいる、個人的に好きな国だ」というような発言をしていて、韓国国内でもかなり印象がよく、ファンがまたぐんと増えています。
今回の日韓戦で、日本チームや監督、大谷選手以外の選手たちにも注目が集まり、再評価されているというのが韓国に住んでいる筆者の印象です。
韓国人のWBC全体の評価や日韓戦に対する評価、韓国チームに関する評価もお話する予定なので、ぜひそちらもご覧ください。
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