こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
久しぶりに韓国に遊びに来た方々から、韓国の物価が高くなったと驚かれることが多くなってきました。
実は韓国の物価高はここ数年ずっと続いていて、最近は簡単にお昼ご飯を食べようと思っても10,000ウォン(日本円1000円ほど)を超えることがよくあります。
そのほかにも、公共交通機関以外はほとんど全部高くなっており、4年間住んだだけの筆者でも、韓国で物価高が進んでいることを実感…。
最近は、ガス・電気代などのライフラインの値上げも重なって、これらに負担を感じる人々も増えています。
きょうは、筆者が韓国での生活で「高っ!」と感じた部分についてお話しします。在韓生活ならではのリアルな部分をチェックしてみてください。
キムチとしても使われるのに…「野菜」が高い!
韓国は野菜をよく食べる国にも関わらず、野菜の値段が高いです。
日本は、野菜生産出荷安定法により基本的に野菜の値段を一定に保つようにしているので、ある程度の平均価格がありますが、韓国ではそれはありません。急に、値段が上がったり下がったりします。
それに伴い、レストランのメニューの値段も変わるので、生活しながらも実感するんです。
ちなみにきょうスーパーに行ってみたら、キュウリ3本で5,300ウォン(日本円で530円ほど)でした。
韓国でキュウリはキムチとして使われるごくふつうの野菜なのに、こんなに高かったら生活に負担がかかりますよね。
ちなみに筆者の家の近くにあるキンパやさんは、キンパ1本6,000(日本円で600円ほど)ウォンです。キンパは韓国では軽食のイメージですが、軽食にしては値段が高くなりました。
これは筆者のきょうの朝ごはんですが、これはサンドイッチ8,000ウォン+コーヒー6,000ウォンで合計14,000ウォン(日本円で1,400円ほど)です。
この値段は、いまの韓国の「普通」です。もしかしたらソウルはもっと高いかもしれません。
筆者は「高くなったな~」と感じますが、みなさんはどうですか?日本でもこれくらいなのでしょうか?
韓国国民の国民的な乗り物「タクシー」も…
韓国に来たことがある方ならご存じだと思いますが、韓国はもともとタクシーが安く、国民的な乗り物です。
初めて韓国に来たときは、中学生や高校生が一人でタクシーを呼んで乗っていたのを見て、びっくりした記憶があります。
筆者が韓国に来たのは、4年前の2019年。もちろん地域によって差はありますが、当時の初乗り運賃はだいたい4,000ウォン(日本円で400円)程度でした。
2km以内は初乗り運賃で乗車可能で、それ以降は約100ウォン(日本円で10円)から150ウォン(日本円で15円)程度の距離料金が追加。深夜料金は、昼間の料金よりもやや高く設定されることもあります。
2023年2月1日からソウル市は、市内のタクシーの初乗り運賃を現行の2.0kmで3,800ウォン(日本円で380円)から1.6kmで4,800ウォン(480円)に引き上げると発表しました。
また、2022年12月1日からは深夜の割増料金の適用時間を2時間前倒し、午後10時~翌日午前4時と決定。乗客が多い午後11時〜翌日午前2時の間は基本割増率(20%)の2倍の40%が割増されるようになりました。
市民的な乗り物だったタクシーですが、最近は少しずつ控えるようになった人も多いです。
韓国の魅了のひとつだったタクシーも、日本ほどとはいかなくても値段が上がってしまいました。次韓国に来たときは、「前と全然違う!」と驚かれるかもしれません。
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