突然仕事を休んで申し訳ない…罪悪感を打ち消すアドバイザーの金言

Share

4 件

いいね！

不安な気持ちが凝り固まってしまったときの対処法

image by:Unsplash

HSPさんの特徴の1つに、「刺激を情報として取り入れ、丁寧に仕分ける」があります。

思考の渦に飲み込まれやすい、と言えばわかりやすいでしょう。ほかの方なら意識しないようなことについても、細かく1つ1つ考えます。

私はよく石でたとえています。ほかの人は「石が落ちている」としか考えず、反応もしないでしょう。

しかしHSPさんは、

1. 石が落ちている
2. どけた方がいい
3. どけていると服が汚れる
4. 何している人だろうと思われる

などのように思考します。その間に石を通り過ぎてしまうでしょう。そしてその後も「石やっぱり気になる…」と考えたりするのです。

仕事を休んでしまったときも同じように、ぐるぐる考えてしまって止まらなくなってしまうことがあるでしょう。

こうなるとどんどん頭を使ってしまいますよね。そこで「思考にとらわれすぎない」というお話をしたいと思います。

HSPは内省的に深く考え込みやすい

「内省的」とは自分の内側・内面へと細かく考えること。自分のしてきたことを振り返り、反省したり思考するのです。

先ほどは、石を例にしました。石1つにしてもあなたに影響を考えてしまいます。1つのことについて10も20も考えてしまえば、疲れ切ってしまうでしょう。

しかし、内省的であることのメリットもたくさんあります。

• 自分の言動を振り返る
• 同じ過ちをしないよう検討する
• 考えや行動を変えるきっかけとなる
• 自己成長につながる

一方でデメリットもあります。

• 疲れてしまう
• ネガティブ思考にもつながりやすい
• 自責になることもある

内省的であるからこそ、自分の環境が重要です。周りに否定的な人がいれば、自己否定に対して内省的になるでしょう。

褒められることが多ければ、自分が活躍する場所や必要性について内省的になりますよね。自分に置かれた立場で考えるわけです。

否定的な場であれば「自分はいらない」と結論付ける人も少なくありません。これではしんどいですよね。

さらにポイントが「頭を使ってしまう」ことです。

考えるほど「考える力」を使ってしまう

image by:Shutterstock

思考は広がれば広がるほど「ネガティブになる」と考えましょう。人はそれぞれ考える力を持っています。意志の力「ウィルパワー」とも言われます。

皆さんも難しいことを考えたあと、ドッと疲れた経験はないでしょうか？

たとえば「保険の見直し」「仕事の打ち合わせ」「旅行計画」などを行うと、頭のなかは楽しいこと、悩むことさまざまです。

でも、頭を使うので疲れるのは共通します。そして悩みすぎて「ネガティブになってしまった」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

また、きょう1日の行動の振り返りで「失敗の原因」などを考えたとしましょう。そもそもの思考の内容がネガティブです。

しかも、何度も振り返ることになるので記憶に定着します。考えれば考えるほど頭が疲れるので、よりネガティブを繰り返します。

そりゃつらくなっちゃいますよね…。どこかで考えをストップしなくてはなりません。

なので、思考の渦に飲み込まれないようにする必要があるのです。思考の渦に飲まれていると「周りが見えなくなる」のです。

朝に考えごとをしていれば、日が昇ったことに気づかないかもしれません。夜であれば、お風呂に入る時間を逃した！なんてこともあるでしょう。

そのくらい「視覚情報・聴覚情報が気にならなくなっている」のです。

誰かに声を掛けられて、ようやくハッと気づきます。これが思考の渦に飲み込まれている状態です。そこまで思いつめてもよいアイデアは浮かばないでしょう。

その日の考える力を使うと、その後の決断が遅くなります。決断できなくなってしまうのですね。

HSPは気質です。刺激に対して情報として取り込んでしまうことは必要ありません。ですが理性で「考えなくてもいいか」としてほしいのです。

特に放置しても影響のないことこそ、考えないことが必要です。それこそ、石が落ちているとして…その石をどうにかする必要があるでしょうか。

家の前なら、なんとかした方がいいかもしれませんが、たまたま歩いた場所の石まで考える必要はありません。

このように「こだわる部分・こだわらない部分」を作ることで毎日はちょっとラクになります。ぜひお試しください。