心強い味方となってくれるときもあれば反対に足を引っ張る邪魔な存在にもなるママ友。
どうやら、仲良くなると「みんな一緒」の状態を押し付けるママ友もいるようで…。前回は、みんなで公立中学校に行きたがるママ友をご紹介しましたが、今回もまたまた厄介なママ友が登場。並列を好む理由は何なのか、ママ友の真意を見ていきましょう。
「みんなこうしている」はあなただけ(女性/41歳/自営業)
「ママ友のマイコさん(仮名)は、明るくて話しやすいけれど自己中心的なところがあって、仲のいいママ友たちで集まって話しているときに『夫の会社の商品がニュースで取り上げられて』という話題に『うちの夫の仕事も』と自分の話をねじ込んでくることとか、ちょっと疲れを感じる人でした。
いわゆるマウントも多くて、『この間○○さんと飲みに行って』『○○さんと電話で話して』と、こちらが興味のない人とのつながりを一方的にアピールするときとか、適当に流すと不機嫌になるので面倒くさいのですよね。
それでも付き合うのは、仕事がどうしても休めないママ友のお子さんを気軽に預かってしっかりとお世話をするところとか、朝早くの町内会の清掃に毎回きちんと出て最後まで掃除をするところとか、エネルギッシュで人との関係に貢献する姿は素直に見習いたいと思ったからです。
ママ友によってはマイコさんとは必要最低限の話しかしないという人もいるけど、同じ町内で近所だし、相手をせざるをえないときもあるのですよね。
トラブルがあったのは、子どもたちが小学校に入学したとき。
ほかの園からもたくさんの子どもたちが来て、知らないご家庭が一気に増えました。
マイコさんは娘さんと同じ組になったお子さんの家庭の情報を知りたがり、いろんな人に尋ねていることを別のママ友から聞きました。
気持ちはわかるけれど、どこに住んでいるのか親はどんな仕事をしているのか、知ろうにも限界がありますよね。
そもそもよその家庭の状態を人に尋ねて掴もうとするのは度が過ぎれば失礼だと思うし、私は加担する気にはなれませんでした。
私自身もマイコさんからLINEで『何か情報ない?』とストレートに聞かれ、『何も知らない』とだけ答えていたのですが、『自分の子が関係するのに、みんなよく平気でいられるね』と言われてカチンときました。
『そこまでして人の家庭を探るの、失礼だと思うから』と返すと、びっくりした顔のキャラのスタンプとともに『みんなこうしているよ』と返ってきて。
『え、私はそんな失礼な人は知らない』と返信して、後のメッセージは既読だけつけて終えました。
『みんな』って一体誰のことなのか、少なくとも私の周りにはマイコさんのように執拗に他人の名前を出して情報を知りたがるようなママ友はおらず、正直もう話すのは嫌だなと思いましたね…。
最初の参観日の後、仲良しのメンバーで作っているグループラインに『○○って子の親、見た?化粧濃かったね』『○○さんのところ、旦那さんが無職って聞いたけどよく参観日に出てこられるよね』とマイコさんから怒涛のメッセージが入り、読むのも苦痛で非表示にしました。
後で見たら誰もそのメッセージに返信しておらず、つくづく『みんなこうしている』はあなただけだよねと思いましたね。
いまは距離を置いて顔を合わせる機会を避けています」(女性/41歳/自営業)
自分の子どもが関わることを理由に、よその家庭の詳細について把握したがる女性。
その姿がそもそも他人を信頼していない証拠であり、「みんなこうしている」の言葉は視野の狭さがよくわかります。
関心を持っているのは自分の勝手なのに、同じようにしないママ友を見て否定するのもおかしな話です。
下手に情報を渡すとこちらまで被害を受けるので、こんなママ友は最低限の接触に留めるのが身のためかもしれませんね。
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