こんにちは。韓国在住歴8年目、会社員兼ライターのヘリです。
突然ですが、みなさんはカラオケによく行きますか?
日本では大きな部屋でドリンクバーも楽しめて、さらには食事までできるカラオケが主流ですよね。しかし、韓国では日本とは異なる「コインノレバン」というカラオケが人気です。
今回は、韓国在住の日本人から見た韓国と日本のカラオケ文化の違いをご紹介します。
「コインノレバン」とは?
コインノレバンとは、「コインカラオケ」という意味です。つまり、ワンコインくらいの安い価格でカラオケを楽しめるということ!
韓国では現在、この少人数で気軽に楽しめるコインノレバンがカラオケの主流になっているんです。
日本と同じような一般的なカラオケももちろんあります。大きなルームに数名入ることができますが、ドリンクバーや食事メニューは基本的にありません(お酒が飲めるカラオケもあり、そこでは食事も可能です)。
また、韓国の一般的なカラオケは24時間営業をしているところが少なく、コインノレバンが24時間営業をしています。
「コインノレバン」の価格は?
コインノレバンは、大体1,000ウォン(日本円で約100円)から利用できます。
1,000ウォンで2〜3曲歌うことができ、30分で2,500ウォン(日本円で約250円)など時間単位で支払うことも可能です。
価格が安いため、ストレス発散や歌の練習が気軽にできます。お手頃価格で部屋も元々狭いからか、1人カラオケをしに行く人も多いです。
この気軽さがコインノレバンの人気の秘訣ですね!
「コインノレバン」の利用方法
コインノレバンは無人で運営しているところと、カウンターにスタッフがいるところがあります。
無人の場合は空いている部屋を見つけて勝手に入ればいいのですが、スタッフがいる場合はどこに入ればいいかお部屋の番号で教えてくれることがほとんどです。
入口などにマイクカバーが置いてあるので、持っていきましょう!
部屋に入ったらまず決済をします。
お店によって決済方法が異なりますが、現金の場合は大体部屋に入って機械にて決済します。
その後、リモコンで歌を検索!検索の仕方は題名、歌手、国家別に検索する方法と、人気チャートから探す方法があります。
ハングルと英語しか入力できないため、最新の歌なら人気チャートで見つける方が早いです。人気チャートもK-POP、洋楽、邦楽など種類別にランキングを見ることができます。
日本のカラオケではタブレットで歌を探して予約することができますが、韓国のカラオケは画面を見ながらリモコンを操作しなければならないため、日本人にとっては少し不便かもしれません。
希望の歌が見つかったら、スタートボタンを押せば、歌が流れます。
コインノレバンでは現金を使うことが多いため、現金交換機が置かれています。大きいお札しかない場合は、ここで両替しましょう!
またコインノレバンだけでなく、韓国にある一般的なカラオケには喫煙ルームがありません。韓国は室内でタバコを吸える場所自体が本当に少なくなっています。
日本の曲はある?
韓国のカラオケにも、日本の曲だけでなく海外の曲がたくさん入っています。
最新曲はないこともありますが、人気の楽曲は高い確率で入っていると思っていいでしょう。
しかし韓国語と英語以外は検索が難しく、日本語の場合は五十音順に並んでいるだけで探しづらいのが正直なところ。
そのため、韓国の検索サイトであるネイバーにて検索した方が早く見つけられます。
このように日本語でも検索できるので、ネイバーで「カラオケ曲の検索」と検索し、出てきた番号を使って予約する方が簡単です!
カラオケの機械はTJとKYの2つがあり、それぞれ番号が異なるので気をつけましょう。
長居する日本のカラオケとは異なり、気軽に訪問できる点が魅力的な韓国のコインノレバン。韓国に来たらぜひ体験してみてくださいね!
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