こんにちは。韓国在住歴8年目、会社員兼ライターのヘリです。
「韓国人はお酒好き」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
韓国ドラマに出てくるような緑色の瓶に入った焼酎をよく飲む印象があると思いますが、最近の韓国では若い世代を中心にハイボールが流行しています。
今回はそんな韓国のハイボールブームについて、「なぜ流行ったのか?」「どんなハイボールが流行っているのか?」などに触れながらお話しします。
韓国でなぜハイボールが流行ったのか?
韓国でハイボールが流行し始めたのは、コロナ禍のとき。
もともと韓国では、外で知人と一緒にお酒を楽しむ文化が主流でした。
しかし、新型コロナウイルスの流行により、大人数でお酒を飲むことができなくなり、一人でも楽しめるお酒文化が発展しました。
韓国でお酒と言えば焼酎、ビール、マッコリが定番ですが、新しい楽しさが必要だったコロナ禍に、日本ではすでに定番化していたハイボールが韓国でも話題になり始めたのだと思います。
実際に2023年上半期のウイスキーの輸入量は前年比で50%も増加し、史上初の記録を突破したそうです!(参考:朝鮮日報)
以前は日本風居酒屋にもハイボールが置かれていないことが多かったのですが、コロナ禍以降急激に増加しました。
どんなハイボールが流行っているのか?
一番初めに大きく話題になったハイボールは、韓国のお笑い芸人パク・ナレが、テレビ番組で絶賛した「アールグレイハイボール」です。
パク・ナレは番組でゲストを家に招待し、ウェルカムドリンクとしてアールグレイハイボールを作りました。
このレシピが流行し、多くの人が家でハイボールを作るようになったんです。
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったお酒ですが、韓国で一番人気のウイスキーは「サントリーウイスキー角瓶」です。
いまこのウイスキーは、「日本に行ったら必ず買わなければならないもの」だと言われています!韓国では入手困難であり、在庫があったとしても高額だからです。ちなみに、2023年7月の相場は日本の2.5倍以上だそう…。
韓国人はハイボールをどこで飲む?
韓国では、ハイボールの種類やレシピがSNSでたくさん飛び交っています。
コロナ禍以降は家でもお酒を楽しむ人が増えてきたため、材料を購入して家で楽しむ人もいるようです。
そのため、コンビニやスーパーではウイスキーの品揃えがどんどん豊富になっています。
ハイボールの新商品を発売する事例も増えていて、どんどんハイボールが身近な存在になっているのを感じます。
また大人数でお酒を飲めるようになってきたいま、居酒屋や日本食屋さんでもハイボールを楽しむ人が増加。ハイボールメニューが多様に取り揃えられている居酒屋も、続々と登場しています。
サントリーウイスキー角瓶は、韓国内では高額で入手が難しいため、気軽に居酒屋で飲もうとする人の方が多いのかもしれません!
韓国人のハイボールの飲み方
サントリーウイスキーをおいしく飲む方法は「ウイスキー1:炭酸水4」という情報が韓国内で有名なため、大体この比率で作ります。
ウイスキーはサイダー、トニックウォーター、ジンジャーエールなどで割り、最後にレモン汁またはレモンを入れて飲むのが定番です!
最後に、韓国人に一番人気のアールグレイハイボールのレシピをご紹介します。
アールグレイハイボールの作り方
- コップに氷を入れる。
- ウイスキーを適度に入れる。
- アールグレイシロップを一定量入れる。
- トニックウォーターを入れた後、スライスレモン1〜2枚を入れる。
- すべての材料をよく混ぜる。
各材料の量は、度数やシロップの甘さを考えて、適当に入れるだけ。
アールグレイシロップがない場合は、韓国で売っている紅茶トニックウォーターを使用するときもあるそうです。
作り方が簡単なので、ぜひ一度試してみてください!
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