こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。
今回ご紹介するのは、昨年ご成婚し、双子の赤ちゃんに恵まれた佐々木さん(仮名)。
佐々木さんは元々営業職。会社で10年以上、ぶっちぎり1位の成績を出し続けていました。
仕事一筋に生きていたので結婚も遅くなったわけですが、その仕事一筋に生きていた女性が、結婚し双子を授かって道に迷い始めてしまったのです。
「仕事で成功すること」と「夫婦と子どもと温かい家庭を築く」という2つの幸せは共存しづらいです。
仕事を優先すれば家庭が疎かになりやすいですし、家庭を優先すれば仕事に穴が空くようになります。
トップ営業マンだった佐々木さんは、まさにこの葛藤に悩むようになりました。
私の取るべき道は?
僕は佐々木さんに、「せっかく得た宝物(双子)を大切にしよう」「そのために、売上目標もこれまでの半額以下に設定しよう」とアドバイスをしました。
はじめは佐々木さんも「前に進もう」と前向きだったのですが、数日経ち、「まだなぜか毎日ストレスでお腹が痛く、気力も湧かず苦しんでいる」と。
- 14年間死守し続けてきた「ダントツのトップ営業マン」という肩書がなくなるのを、無意識に極度に恐れている
- これまで私が頑張ってこれたのは、「目標達成思考が強い」「他者からの評価をとても気にする」タイプだったから
ご本人いわく、上記の性格ゆえ、毎月ハードな目標を最短期間で達成することが楽しく、生き甲斐だったそうです。そして、それを評価されることが何よりの安心でした。
「子育てしながら、極限までやってみようかな」と思ったりもしたそうですが、これからは自分のペースで稼働できなくなるため、これまでの数字を売るのは難しそう。何より、「何のために?いつまでやるの?」とも思ったそうです。
そして佐々木さんは、「これまで自分が執着していた、トップ営業マン・目標を達成する喜び・周囲から認められる喜び、すべてが意味のないということは、ぼんやりわかっている。子どもが産まれ、家族ができたのに、いまだに自分自分になっているということも重々わかってはいる」「人のために頑張ることに生き甲斐を見出すことにシフトするときがきているのかもしれない」とも話していました。
「目標達成する過程が大好き」「他者からの評価がないと不安」こんな佐々木さんが、これから豊かな人生が送れるためにも、いまからの40代どのような目標で、毎日生きればいいのでしょうか?