枯れた観葉植物がその辺に並んでいる
「人の家に行って一番ありえないと思ったのは、枯れた観葉植物まみれだったこと!おしゃれに飾ってあったり窓につるしてあったりして、最初はインテリアとして馴染んでたんでしょうけど、手入れはしなかったんですかね。すべて枯れ果てて、廃墟みたいになっていました」
ミサキさん(仮名)が足を運んだのは、同じ職場の友人の家。複数人で鍋パーティーをしたといいますが、枯れた観葉植物が気になって仕方なかったと言います。
「枯れてほこりをかぶっているし、葉っぱは落ちているし、せっかくオシャレな部屋なのに枯れてるってだけで印象最悪ですよ。っていうか枯れちゃったなら捨てればいいのに…エアコンの風があたってほこりも飛んでいくんですよ?不衛生にもほどがありますよね」
枯れた観葉植物に不快感を感じていたミサキさん。しかし人の家なので指摘することもできませんし、ほこりをとることもできません。
「周りの同僚も嫌だなと思っていたらしく、家主がお手洗いに立った瞬間にみんなでほこりを掃除しました。それでもたかが知れてますけどね。ただ…もっと衝撃的だったのは、お風呂場を覗いてしまったときでしょうか」
洗面台を借りたとき、お風呂場のドアが少し開けていたのを見てしまったというミサキさんは、そこで衝撃的な光景を目にします。
「浴槽に、シャンプーやリンスの詰め替え容器がところ狭しと並んでいたんです。枯れた観葉植物と同じですよ。捨てればいいのにというものを、捨てずにとっておいてしまう人なんだなって。同僚への見方が、悪い意味で180度変わってしまった日でしたね」
使い捨ての割りばしを洗って何度も…
「元彼の実家に足を運んだとき、食事のときに割りばしを出されました。それだけなら普通だと思いますよね?でも、私のは新品の割りばしでしたが、ほかの家族の方は一度使って洗った割りばしを使っていたんです。割りばしって使い捨てじゃなかったでしたっけ…」
思わずゾッとしたというシホさん。食後、恐る恐る「割りばしは捨てていいですか?」と聞いてみると、「洗うからシンクに入れて大丈夫だよ」と言われたんだそうです。
「そのあと元彼の家ではじめて料理をしたときも、箸を見たらほとんど割りばしでした。もちろん、一度使って洗った割りばしです。私は使いたくなくて新品の割りばしを使おうとしたんですが、彼が『もったいないからやめて!』って。仕方ないので菜箸で食べました。まさか菜箸で食べることになるとは…」
それからしばらくして、さらに衝撃の事実に気づきます。
「最初家に行ったときは気づかなかったのですが、フォークも使い捨てを洗って再利用していました。お弁当箱もコンビニのお弁当容器を再利用。カップラーメンの容器は『みそ汁のお椀にちょうどいいから』ととっておいてました。お皿使えばいいのに、びっくりですよね。ケチなわけではないんですけど、ちょっとありえなすぎて…そのあとすぐにお別れしましたね」
別れるとき、正直に「割りばしを再利用するのはありえない」と言ったというシホさん。しかし「実家でもずっとそうだったから」と、シホさんの気持ちには気づいていなかったんだそうです。
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