こんにちは。よりよいコミュニケーションについてセミナー・講師をしている山本衣奈子です。『山本衣奈子メールマガジン【笑顔のタネ】』では、「毎日をもっと元気にもっと楽しくもっと笑顔に」をテーマに、ほっと心やすらげるような情報をお届けしています。
人の脳というのは困ったもので、覚えていたいことをあっさり忘れるのに、もう忘れたいことに限っていつまでも覚えていたりしますよね。
特に後悔や悔しさなどを伴う記憶は、ベッタリ張り付いてなかなか剥がれず、ことあるごとに思い出されて勇気や行動力などを奪っていくことも…。
「あんなことしなければよかった…」「あのときあんなことを言わなければ…」
コミュニケーションにおいては、相手を悲しませたり怒らせたり、関係性を壊してしまったというようなことがあると、また同じようなことが起きてしまうことが怖くて、人付き合いに対して臆病になってしまうこともあるかもしれません。
同じことで成功を経験するしかない
人付き合いに対して臆病になってしまう気持ちはもちろんよくわかるのですが、そうやって臆病になって避けてしまえばしまうほど、より怖さが増して、より前に行けなくなるものです。
“仕事の失敗は仕事で返す”という言葉があります。仕事でした失敗は、その仕事に再度取り組んでいくことでしか返せないものです。
ほかのことで気を紛らわせたり、瞬間的に意識を逸らすことはできますが、仕事での失敗はいつまでも心に残り続けます。
失敗を塗り替え、乗り越えるには、同じことで成功を経験するしかないのです。
コミュニケーションにも、全く同じことが言えます。コミュニケーションの失敗は、コミュニケーションでしか返せません。
失敗を経験したということは、何をするとよくないかということを学んだということです。
ならば少なくとも、同じことを二度としないと心に決めて、それを今後のコミュニケーションに活かすことはできるはず。
失敗を恐れて行動しなくなるのが、最も失敗を活かせないパターンです。その失敗を乗り越えるために、勇気を出して一歩を踏み出していきましょう!
一度失敗したからこそ、うまくいくこともたしかにあります。うまくいった経験で、失敗の経験を塗り替えていく。それが、失敗を糧に強くなるということではないでしょうか?
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