親世代は体が動くうちに、体力が必要なことから整理を!
親世代は、今後健康状態が悪くなったときのことを考えて、体力を使う作業から行うとよいでしょう。
私の父もそうでしたが、親世代の多くの方は「自分は、まだまだ元気だ」と思いがち。高齢になるにつれて、体が思うように動かなくなったり、考えたりするのが億劫になって物事を先延ばしにしてしまいます。
自分はまだ元気でこれからも体力に自信があるという方でも、最終的に終活をするのなら、先に終わらせておいたほうが気持ち的にも楽ではないでしょうか。
元気で体力があるうちにぜひ、以下のことから整理を始めることをおすすめします。
体力を使う「家の整理」
何十年も住んだ家の荷物を整理することは、とても体力と気力を使います。
私の父も家の整理をしようとしていましたが、結局できないまま亡くなりました。
父の住んでいた家には、シュレッダーにかけなければならない書類が多く残っており、とても整理しきれない状態です。
私は一人っ子で、母は認知症。現在、家に残された父の荷物を私一人で整理することは難しいので、業者を入れて整理をすることを検討しています。
残された家族のに負担がかからないように、体力があるうちに少しずつ整理しておくことをおすすめします。
「エンディングノート」を書く
終活をしようと考えているが、すでに高齢で体力を使う作業に自信がないという方は、エンディングノートに自分の意思を書き残すことをおすすめします。
エンディングノートには、以下のことを書いておくとよいでしょう。
- 延命措置についての希望
- 葬儀やお墓に関する情報
- 万が一危篤状態になったときに連絡をする親族や友人の連絡先
エンディングノートには決まった形式はなく、書く内容は自由です。
もし、何を書いたらいいのかわからないという方は、市販のエンディングノートを使うとよいでしょう。
市販のエンディングノートには、すでに書く内容が印刷されていますので、スムーズに書くことができるのではないでしょうか。