近年Z世代で広がりだした「退屈症候群」をご存じですか?
仕事へのやる気が失われ、やりがいのない日々に退屈さを感じている状態のことなのですが、悪化すると退職につながったり、うつ状態になってしまう可能性もあるなど、速やかに解決しておきたい症状なんです。
今回は、そんな退屈症候群について詳しく解説します。
「退屈症候群」とは?
退屈症候群(ボア・アウト)は、退屈な仕事や期待外れの社会人生活で、物足りなさを感じ気力が低下してしまう状態を指します。
退屈症候群が問題になっているのは日本だけではありません。
TikTokで4億7,000万回以上も再生されているハッシュタグ「#boredatwork(仕事が退屈)」には、まさに退屈症候群の若者たちの動画が数多く投稿されています。
うんざりした様子でデスクに向かう人、椅子に座ったまま力なくボーっとしてる人など、仕事に対してやる気がなく退屈さを感じているZ世代が増えてきているのです。
退屈症候群は放っておくと退職にもつながってしまいます。悪化するとストレス症状が悪化し、うつ症状が出てしまう人も…。
速やかに退職症候群のリスクを減らす必要があるのです。
「燃え尽き症候群」との違い
退屈症候群と似たような症状として、燃え尽き症候群(バーン・アウト)があります。
燃え尽き症候群は、これまでやる気のあった人の意欲が急に低下し、社会に適応できなくなってしまうというもの。
燃え尽きたような状態になるため、この名前がつけられています。働きすぎが原因になることもあるでしょう。
一方で退屈症候群の原因は、仕事へのやりがいのなさや刺激のなさが原因になっています。症状は似ているものの、きっかけが異なるのです。
とはいえ、どちらも仕事を続けていくうえでは予防することが大切です。