退屈症候群の原因1.仕事に対してやる気や目的がない
退屈症候群の大きな原因のひとつが、仕事に目的を見いだせず、やりがいが感じられないことです。
やりがいがない仕事に対してやる気は沸いてこなくなり、最初のころのモチベーションはどんどん低下。無気力で何事にも興味を抱けない状態が続き、その結果退屈症候群を発症してしまいます。
仕事へのやる気が失われる理由は、仕事が単調でつまらないものだったり、そもそも仕事量が少なかったりすることが考えられます。
新しい業務を任せてもらえず、いつも同じような簡単な作業ばかり任せられると、誰でも退屈になっていくのは容易に想像できるのではないでしょうか。
燃え尽き症候群のように、たくさんの業務を日々こなし、タフに動き続けた結果燃え尽きるのも問題ですが、そうならないようにと業務量を極端にセーブするのも考えものですね。
退屈症候群の原因2.仕事の目標がない、将来性が見えない
仕事に対して「このゴールを目指そう」「こうした目標を持って取り組もう」と思えない状態が続くのも、退屈症候群に陥ってしまいやすい原因です。
何のために仕事をしているのかがわからなくなり、目指すべき場所が見えないと、みるみるうちにやる気は失われ無気力になっていきます。
目標もなく取り組む仕事は、目指すべき場所が曖昧で、達成感を得ることができません。
目標のために学びたいという気持ちも浮かばないので新しい情報を吸収できず、刺激のない日々を送ることにもなります。
自分の将来の展望がなく、未来に希望が持てないような状態も危険でしょう。
「どれだけ頑張っても未来は同じ、じゃあ頑張る意味ってあるの?」という思考に行きつき、退屈症候群になってしまう人も。
最初から目標を持っていたり、将来のビジョンがはっきりしていたりするならよいのですが、そうではないなら退屈症候群になってもおかしくないかもしれませんね。
退屈症候群の原因3.周囲とのコミュニケーションが少ない
仕事で周囲となかなかコミュニケーションが取れないのも、退屈症候群につながる原因のひとつ。
最近は自宅や好きな場所から働けるリモートワークも珍しくなくなりましたが、便利な働き方の一方で社内の人との会話が減り、円滑な人間関係を維持しづらくなるというデメリットもあります。
人間関係に不安を抱えている状態だと、仕事における悩みを相談する機会も少なくなります。
上司や先輩に、自らの目標についてアドバイスをもらったり、仕事でステップアップしたいと熱く思いを伝えたりするようなタイミングもないでしょう。
そこで「わざわざ自分の思いを伝えて迷惑に思われないだろうか」「自分で何とかしなくちゃ」とZ世代が思ってしまうと、ますますコミュニケーションのドアは閉ざされてしまいます。
結果的に退屈症候群を回避することができず、気づけば仕事へのやりがいを失ってしまうことになるのです。