退屈症候群を防ぐには?
やる気のなさ、目標がない状況、コミュニケーション不足。さまざまな要因が理由となって引き起こされる退屈症候群ですが、さまざまな取り組みにより悪化を防ぐことができます。
なお、会社自体が変わらなければいけないような状況もあるでしょう。その場合は自らのやる気をこれ以上失わせないためにも、転職を考えてみるのもおすすめです。
1.仕事の捉え方を変えてみる
普段何気なくこなしている単調な仕事に、意味を見出してみましょう。そうするだけで働く目的が生まれ、仕事への意義が見いだせます。
具体的な将来のビジョンを思い描き、いま目の前の仕事がどのようにつながっていくのかを想像するのもおすすめです。
たとえば毎日同じようなExcelファイルを作らなければいけないのなら、そのファイルがどのように役に立っているのかを思い浮かべてみましょう。
自らの作業が大きな事業の支えになっているとわかれば、単調な作業がやりがいのある作業に変わるはずです。
また実際に使ってくれている人の元に行き、アップデートできそうな場所について話を聞いてみるのもおすすめ。
その結果「いまよりももっと便利に使ってもらうために、私は働く」という意義が生まれる可能性もあります。
2.短期間で取り組める目標を作ってみる
「いつまでにこれだけの成績を出す」など、短期間でクリアしやすい目標をたくさん設定してみましょう。
目標のために仕事を進めるのはゲーム感覚で楽しめますし、目標を達成するために何をしようかと考える時間はとってもワクワクしますよ。
どんなに小さくても、目標を達成したときの幸福感が良い刺激となり、仕事への退屈さを減らしてくれるでしょう。
目標は些細な内容でOK。お昼までにここまで仕事を終わらせる、普段は3時間かかっている業務をきょうは2時間30分で終わらせる、など現実的に達成できそうな内容にすることが大切です。
短期間の目的を順調にこなせるようになったら、将来的なビジョンも固めてみるのがおすすめ。
大きな夢に向かっていまからどんな目標をコツコツクリアしていけばいいのか、考えるだけで仕事への見方が変わっていきます。
これまでは、ただ「目の前の仕事をこなすだけのつまらない時間」だったのが「目標に一歩近づくための重要なステージ」になるからです。
3.積極的なコミュニケーション
自分から積極的にコミュニケーションをとることも大切です。
なかなか話しかけるのは勇気がいるかもしれませんが、挨拶ついでに世間話をする程度でもOK。慣れてきたら上司に仕事への取り組み方について相談に乗ってもらったり、取引先などに不満はないかどうか尋ねてみたりするとよいでしょう。
コミュニケーションの機会が増えるだけで、仕事への退屈さは軽減されます。多くの人が仕事に関わっていると実感できるだけで、仕事へのモチベーションがアップしていくのです。
もちろん話しやすい同僚と、仕事の悩みについて打ち明けあうのもOK。共感しあえる相手が身近にいると「じゃあこんなこと頑張ってみようか」「もっとこうしたらいいんじゃないか」なんて話もできるでしょう。退屈症候群の脱却につながりますね。
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