仕事の付き合いで毎晩後輩を家に呼ぶ夫
「夫には、たくさんの部下や後輩がいます。仕事帰りに飲みに行くのはしょっちゅうなんですが、あるときから家に呼ぶようになったんです。
後輩の一人が終電を逃しちゃったのがきっかけですが、それからは終電があってもなくても家に呼んでいて…。それで飲めや歌えやの大騒ぎ。
私は深夜2時くらいまでつまみやお酒の用意をしなければならず、心身ともに限界でした」
つらい記憶を振り返り、切ない表情で当時のことを語ってくれた朝陽さん(仮名/35歳)。
ある日、いつものように後輩を連れてきた夫に対し、「もう連れてこないでほしい」とこっそり伝えたそうです。
「そしたら、『何のために一軒家建てたんだよ。それにみんな朝陽の作るつまみを楽しみに来てくれてるんだから、その気持ちを無駄にするなんて罰当たりだぞ』と言われたんです。
後輩を楽しませたい気持ちはわかるけど、妻を労わろうって気持ちにはならないんだ…と思いました。つまみづくりがつらいこと、早く寝たいことを話しても『俺のためだと思って頑張って』の一点張り。あまりにも気持ちが伝わらず、離婚を考えました。
結局離婚も視野に入れると話したら、後輩を連れてくる回数は減りましたけどね…。そこまで言わないと危機感抱けなかったんだとショックでした」
子育てで悩んでいるときに他人事のような返事をされた
「息子が3歳になっても単語での会話しかできず、二語文を全く話さないので、とても心配していた時期がありました。
保健師さんや子育て支援センターのスタッフさん、ママ友、親、Webの質問サイト…あらゆる場所で相談してはみるものの心配は消えず、人によっては不安をあおってくることもあって、毎日胸が締め付けられそうな思いでいました」
そんなとき、詩織さん(仮名/33歳)は夫にとんでもない言葉を投げかけられてしまいます。
「夫には毎日息子のことを相談していました。『きょうも葉っぱしか言わなかった』『ママとパパはいうけど、それ以上は話さない』『発達の遅れとかあるのかな、詳しく調べてもらったほうがいいのかな…』って。そしたらある日夫が、『俺に言われてもわかんないし』って笑ってきたんです。
我が子のために悩みを共有し、どうすればいいか一緒に考えたいんだと言っても、『でも俺、日中家にいないから関係なくない?』って…。日中家におらず、夜しか息子の相手をしない夫にとって、息子の成長や悩み、不安は関係のないものなのでしょうか?夫は息子の父親なのに、関わる時間が夜だけなら、父親として息子のことを思う必要はないってことなんでしょうか?
あまりにも無責任で他人事な返事に、夫への怒りが爆発。離婚しようと、家を出ていく一歩手前でお金の不安が沸き上がってきて思いとどまりました」
その後息子さんがすらすらと喋れるようになり、詩織さんの悩みは解決へと向かいましたが、夫への怒りはいまもなお引きずり続けていると言います。
「次同じようなことがあれば、離婚するかも」と詩織さんは話してくれました。