かなりプライベートな話を大声で話す
「都内で美容師をしています。お客さまとお話しするのが楽しいですし、私を信頼していろんな相談をしてくださると『信頼されていてうれしいな』と思うのですが、たまにすっごい重たい話を大声でするお客さまがいらっしゃるんです」と、気まずそうに話を切り出してくれた夏美さん(仮名/33歳)。
どんな話でもしてくれて構わないそうですが、やはりほかのお客さんがいるので声のボリュームには少し気を使ってほしいと感じるようです。
「お客さまの話なのでだいぶ端折りますが、数年前にいらっしゃったお客さまが旦那さんに不倫されていたそうで…。その話を店内で、かなりのボリュームで話し始めたんです。不倫相手はかなり年下の会社の部下。出張と言って不倫旅行をし、残業で泊ってくると言って部下の家に入り浸っていたそう。挙句の果てに浮気現場をお子さんに目撃され、さらに浮気相手を妊娠させてしまったんだと言います。
で、先日その話し合いで浮気相手の方とお会いしたそうなんですが…この時点でほかのお客さんは『続きはどうなるの!?』と、耳をダンボにしてらっしゃるんですよ。周りが聞きたがってるならいいんじゃない?と言われるかもしれませんが、なかにはそういう話を聞きたくないという方もいらっしゃるじゃないですか…。実際にお客さまのなかに不倫相手の方がいらっしゃったら、そこで一触即発のバトルですし。
挙句の果てに、私に『どう思う!?コテンパンにしてやりたいよね!』と同意を求めてきたら…みんなが私の意見に注目してるので、全方位に気を使った返答を考えて話さなきゃいけないじゃないですか。
すべてのお客さまがリラックスして過ごせるように心がけたいので、せめてデリケートな話をするなら声のトーンは周りに気を使っていただきたいですね」
大人数できて全員個別会計
「ファミレスで働いているときに嫌だったのが、ものすごい大人数で来て、全員個別で会計していくお客さんです。4~5人くらいならまだいいんですけど、10人くらいの大人数で来て全員会計別でって言われるのが一番イライラしました」
そんなあかねさん(仮名/30歳)にとって特に印象に残っているというのが、学生集団と子ども連れのお客さんだと言います。
「学生10人以上できて、全員ドリンクバーだけ、それで会計別々というのが最高にめんどくさくて嫌でした。しかも結構混みあう時間だったりして…。みんな料金同じなんだから、集めておくとか、あらかじめちょうど用意して集金しておくとか、なんかできることあると思いません?
あと、幼稚園児のお子さんを連れてきたママさんグループ…。子どもたちにお金を渡し、一人ひとりに子ども料金のドリンクバー代を会計させるんです。お金を使って買い物をするという練習だとは思うのですが、忙しいときにそれはやめてほしい…!10人のママにお子さんたしたら合計20人ですから、20回会計を行わなければいけないんですよ?20人分の行列がレジ前にできるわけです…暇な時間ならいいですけど、すっごいピークのときにやるのは正直言って迷惑です…」