風邪を引いたとき、調子が悪いとき、医師と二人三脚で私たちをサポートしてくれる看護師。
医師には相談しづらいことにも耳を傾けてくれたりして、頼りにしている人も多いでしょう。入院したときには医師よりも長い時間、患者の声に耳を傾けてくれますよね。
今回は、そんな看護師に聞いた「嫌な患者」のエピソードをご紹介!反面教師として参考にしてみてくださいね。
注射をするときに「本当に大丈夫?」と聞いて煽ってくる
「注射のたびに煽ってくる患者さんは本当に嫌…『本当に上手に刺せるの?』『絶対に失敗しないでよ!失敗したらクレーム入れるからね!』っていうのやめてほしいです。そんなに煽られたらかえって緊張してしまいますよ。っていうか、大丈夫?とか聞くくらいなら自分で刺せばって言いたくなっちゃいます。言いませんけど」
そう話してくれたのは、都内の内科に勤務している香織さん(仮名/30歳)。
採血や予防接種の際に煽ってくる患者には嫌悪感を抱いてしまうと言います。そんな人いるんだ…と筆者も驚いてしまいましたが、意外と少なくないよう。
「注射嫌いすぎて結果的に看護師を煽りまくっちゃう人とか、看護師を煽って楽しんでる人とかいろいろいますね。驚かしてくる人もいますよ。『わ!』とか言って。あと腕をわざとゆすってくる人。そういう人には『危ないのでやめてください』とはっきり言いますが、聞かない人は本当に聞かないでニヤニヤしているだけなので腹が立ちますね」
そういう患者に当たった場合は、どのような対応をしているのでしょうか?
「私は先生を呼ぶか、ベテランの看護師に代わってもらいます。うちの病院には体格がよくて声の大きいベテラン看護師がいて、彼女も『なんかあったら私を呼びな!』と言ってくれてるくらいなので。でも、彼女がやめたらどうしようって考えちゃいますよね」
看護師と医者で態度が違う人
「私がとにかくイライラするのは、看護師と医者で態度が180度違う人!さっきまで看護師に怒鳴ってきてたくせに、医師が来た瞬間ペコペコしだす人って意外と少なくないんですよね。外来で働いてたときも、病棟で働いてたときも、どっちも同じようなことがありました」
続いて話を伺ったのは、現在小児病棟で看護師をしているという麗華さん(仮名/34歳)。
「患者さんだけじゃないですよ、ご家族の方も看護師と医師で態度が全然違うことありますからね。質問されてこちらが『それはできません』と言っても、『なんでできないのよ!先生呼んできて!』って言われるので、言われた通り先生を呼んで先生が『それはできないですね』って言うと『ああ、そうなんですね。じゃあ仕方ないですね』ってすぐ引き下がる。だから、さっきできないって言ったでしょ!と言いたい…。看護師の言うことがそんなに信用できませんか?と腹が立ちますね」
態度が変わるのは看護師と医者に限らないようで…。
「女性看護師と男性看護師で態度が違う患者さんも結構いますね。女性にはうえから目線なのに、男性には甘かったり、逆ももちろんあります。男性看護師にあたりが強くて、『男とは話にならない!女呼んで来い!』みたいな人とか…。そういう場合はすぐに担当変えますけど、性別で差別するのはやめてほしいです」