老後を見据えた貯金をしておく
介護にかけられる資金がどのくらいあるのか把握しておくことはとても大切なことです。
介護にかけられる資金が少ないと、介護サービスや介護施設の選択肢は限られてしまいます。
比較的使用が安い公的施設の特別養護老人ホームは、入居希望者が多く、入居条件も厳しいため、利用したいときに利用できない場合があります。そして、この状況は今後さらに厳しくなるのではないかと思われます。
必要なときに必要なサービスを受けるためには、公的サービスだけでなく、民間の施設を利用することも考えて老後の資金を蓄えておくことが大切です。
都心に住んでいる場合は地方へ移住も視野に入れる
住み慣れた土地で老後を迎えたいという人は多いかと思います。
しかし都心部の施設は人口が集中し、すぐに入居できないのが現状です。
私の父も東京に住んでいましたが、特別養護老人ホームはどの地域も入居待ちのところが多い印象を受けました。
その一方で地方は、公的介護施設や介護人材に余裕があるケースもあり、介護費用も都心部よりも安く済みます。
介護難民にならないために地方へ移住する、という選択肢も考えておく必要があります。
介護難民にならないために…
家族も自分もまだ介護は関係ないと思っていても、老後は誰にでもやってきます。
少子高齢化は、歯止めきかず、介護業界の人手不足から、からこれから先もしばらくは介護については厳しい状況が続くと考えられています。
介護に関する情報を収集しつつ、できるだけ早いうちから自分たちでも介護難民にならないためにできることからやっていきましょう。
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