大好きな彼氏や彼女と長くお付き合いしたいのは当たり前。
でも、お互いに置かれた現実が違えば会う時間がなかったり、逆にいつでも会えることで窮屈な思いをしたり、「たとえば月にどれくらい会うのがいいのか」で悩む人もいるでしょう。
幸せな気持ちで過ごせることが何より大切ですが、会うことにこだわりすぎると今度はストレスが生まれます。
長続きしているカップルはどれくらいの頻度で会っているのか、実際のケースをご紹介します。
長続きするカップルは「会う頻度」の価値観が同じ
どれだけ好きな相手でも、月に一度しか会う時間が取れなければ愛情が冷めてしまう、という人もいますよね。
会うのは「一緒に過ごす時間を持つ」ことであり、顔を見ての会話やスキンシップで愛情を深めていくのが健全なお付き合いといえます。
一方で、「月に一度のデートでも大丈夫」と言える人もいて、恋人と過ごす時間の優先度が低くても愛情を維持できます。
片方が「月に3~4回は会いたい」と思い、もう片方は「1回でもいい」となると、当然お付き合いはうまくいきません。
長続きするカップルは、「会う頻度」についてお互いに納得できているのが特徴です。
付き合い始めなど「どれくらいの頻度で会うのが正解なのだろう」とほかのカップルの状態を気にする人がいますが、他人と比べるのではなく「自分たちが満足できる頻度で会えるかどうか」を考えることが重要。
実際に、「1年以上交際が続いている」カップルに会う頻度について聞いてみました。
長続きするカップルはお互いに無理のない「会う頻度」を守る
「月に1回以上会っている」派
「『会いたいときに会おうね』って最初に決めたのですが、気がつけば毎週末になっていました。彼氏と過ごすのが休日の前提になっているので予定を立てやすいですね」(女性/25歳/経理)
「普段から残業があって忙しいのですが店の定休日が平日で、必ず彼女と会っています。連休がないので会える日はしっかり確保したい派です」(男性/35歳/営業)
月に数回はデートをするカップルは、お互いに「会いたい」と思うタイミングが同じで合わせやすいのが特徴です。
仕事の状況や生活のリズムが似ているカップルに多く、恋人が変則的な休みであってもそれに沿うことができるため、ストレスなくお付き合いが続いていると言えます。
自分の時間を恋人に使うことにそれぞれ違和感がないので、自然と会う頻度が増えるのですね。
「月に2回以下だけど大丈夫」派
「お互いに勤務がシフト制で休みが合いづらく、忙しいときは月に1回会えればいいときもあります。そのぶん普段からLINEや電話をよくしていて、寂しいけれど『相手も同じ』と思えば我慢できます」(男性/26歳/介護士)
「彼も私も別々の趣味があって、休日はそっちに時間を使うのでデートは月に2回くらいですが、会うときは泊まりにしてゆっくり過ごします。元彼は趣味を我慢して会っていたので続かなかったのですが、いまの彼氏は理解してくれるのでうれしいですね」(女性/29歳/接客業)
会うのが「月に2回以下」であっても一年以上交際が続いているカップルは、生活の事情が大きく違っていたり時間をかけたいものが別にあったり、会う頻度よりそれぞれの過ごし方を尊重しているのが特徴です。
メリハリをつけた会い方をしているカップルが多く、より高い頻度で会っているカップルと同様にふたりの「会いたい」気持ちが揃っているため、一緒に過ごす時間が少なくてもそこに大きな不満を持ちません。
お互いに無理のない頻度を守ることが、交際が長く続くコツなのですね。
長続きするカップルがやっている「会う頻度」を増やすコツ
「もう少し会える日がほしいな」と思うとき、長続きするカップルはどうやって機会を増やしているのでしょうか。上記の男女に聞いてみました。
「平日の夜でも、会えると思ったらすぐ彼女にLINEします。でも無理強いはしないように気をつけていますね。晩ごはんを一緒に食べてすぐ解散になっても、やっぱり顔を見て話せる時間が幸せです」(男性/35歳/営業)
「彼氏の仕事が繁忙期に入ったら、作っていいか確認してからお弁当を用意して彼氏のアパートまで届けています。デートの時間が取れなくなるので、少しでも顔を合わせる時間を作りたいです」(女性/29歳/接客業)
会う頻度を増やすコツは、「自分から動く」こと。
相手からの誘いを待つのではなく、自分から積極的に会う提案をすることで仲を深めているのがわかります。
普段の頻度に関係なく、大切なのは「相手に無理をさせないこと」で、気持ちを確認する姿勢も忘れません。
自分の状態を尊重してもらえることで、相手も愛情を持って提案を受け入れることができるのですね。
「頻度」にこだわるより大切なことは
長続きするカップルは、会うことについて回数に関係なくお互いに無理のない頻度を守っていると言えますが、交際の中身を聞くとそれぞれの「会いたい」という気持ちを無視していないことがわかります。
「そのときはちょっと大変にはなっても、好きな人に会えると思えばたいした苦労じゃないですね」(男性/26歳/介護士)
こんな声があるように、恋人に会うために労を取る自分を受け入れることが、交際が長く続く秘訣ではないでしょうか。
「うちは月に2回しか会わないから冷めてるのかも」など、会う回数に悩む人をたまに見ますが、頻度にこだわると、もっと大切な「会いたい」気持ちの有無を見失います。
ふたりがどんな状況を過ごしているのであれ、お互いの気持ちが揃っていれば会う機会は作れるものです。
好きな人とのお付き合いを長く続けるためには、何よりもお互いに向ける愛情を慈しむ姿勢が欠かせません。
会う頻度にとらわれず、好きな気持ちを一緒に育てられるお付き合いをしたいですね。
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